車幅感覚はクルマによって違うので
なかなか難しい
クルマに慣れたところで、車幅確認をする場所へ。車幅と同じ広さで描かれた白線の上にタイヤを乗せて、車内から見える車幅と、実際の車幅を確認します。ゆみちぃ部長は、一般道を走行しているとき、センターラインに寄る傾向があったので、ここで車内から見て車線のどこを走るのがよいのか、というのがわかるわけです。このような教え方は、ゆみちぃ部長が通った教習所では行わなかったようで、都内で習った筆者も初めて見る光景。「これはすごくわかりやすいですし、車線幅のどこを走ればいいのかが、すごくよくわかりますね」とのこと。自動車メーカー系の教習所だから、こういう教え方もするのかな? と感心した次第です。
車幅感覚を勉強したところで、クランクやS字にも挑戦。車内から見ると「こんな道通れるのかしら?」とゆみちぃ部長。ですが外から見ると、結構幅があったりします。こうして車幅感覚をマスターしていきました。
さらに死角についても学びます。特に左側にバイクや自転車があった場合、サイドミラーやルームミラーではどこまで見えるのか、というのを実際に見るわけです。これもレインボーモータースクール和光独自の教え方。最近のクルマにはセンサーがついていますが、反応しない場合もありますからね。これはほかの教習所でも教える内容ですが、実際にスクーターを等間隔に並べて教える方法は、初めて見ました。
最後に部長が学びたかったことの一つである車庫入れの練習。教習所では方向転換と呼ぶそうです。車庫入れはカメラミラー頼りのゆみちぃ部長。ですが、教習車にはそのカメラミラーはありません。杉山指導員の言う通り、ドアミラーを見て状況を確認してから、窓から顔を出して目視確認をしながらゆっくりとバックしていきます。「そんなに切り返しをせずに自然に任せればクルマがすんなり車庫に入ることが理解できました。バックカメラがなくても車庫入れできそう!」と自信をつけた様子。
「ASCII自動車部の人たち(栗原&末岡)は、停止した状態ではハンドル切らず、徐行しながらハンドル操作をしていたので、それを真似たら、停車中にハンドルを切ってもいいよ、と言われました」と教習後にゆみちぃ部長から指摘された我々。いや、私達が停車中にハンドルを切らないのは、その方がクルマやタイヤにとって優しいからで……と言い訳をしつつ、よく見ているなぁと感心しました。
こうして50分間の教習は終了。杉山指導員も「さすがですね。バッチリですよ」と爽やかな笑顔で太鼓判。「お若いということもあり、クルマの操作の基本をしっかり覚えていらっしゃいますね。それにメリハリのあるよい運転でした」と高評価。ハンコをポンと押されて、はにかみながら笑みを浮かべるゆみちぃ部長。「緊張しました。ミラーの調整する角度など、忘れていることをいくつも教えていただきました」「ちょっと運転に自信がつきました」とのこと。「次回は路上教習に進みたいと思います」と杉山指導員の言葉に、期待半分不安半分のゆみちぃ部長でした。
このように、ペーパードライバー教習の初回は、教習所内でクルマの基本的な操作方法を指導してくれます。毎日のようにクルマに乗る筆者も、その様子や話を聞きながら、色々なことを忘れて我流に運転していることに気づかされました。久しぶりに運転するけれど不安だという人はもちろんですが、普段運転している人も、安全運転を心がける上で教習を受けるのもアリかもしれません。
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