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ゼンハイザー新フラッグシップ「IE 900」発表、高価でも納得できる作り込み

2021年05月11日 07時00分更新

文● ASCII

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丈夫さや耐久性にも配慮したイヤホン

 ケーブルは着脱式。コネクターはMMCX仕様だが、IE 300同様、端子周辺部の形状が異なる独自仕様(Fidelity Plus MMCX)となっており、一部のケーブルが利用できない可能性があるという。安定感と耐久性を維持するための選択とのことだが、サードパーティーが交換ケーブルを開発できるように、積極的にコネクターの提供をしていくという。

 また、ケーブルの被膜には特殊素材のパラアラミド繊維を用いており、数千回の折り曲げに耐える耐久性を持つという。ケーブルを耳の後ろに回して安定させるイヤーフック型の形状になっており、イヤーチップはシリコン素材と形状記憶のフォームの2種類が付属する。

付属品

 本体重量は片側4g(ケーブル除く)。ケーブルは一般的な3.5mm(3極)端子に加え、バランス駆動用の2.5mm(4極)、4.4mm(5極)端子を持つ3種類が付属(端子はいずれもL型)。インピーダンスは16Ω、周波数特性は5Hz~48kHz(-10dB)、感度は128dB/mW、歪み(THD)は0.05%以下(94dB、1kHz)というスペック。シリアルナンバー入りのプレミアムキャリングケース、ケーブルクリップ、クリーニングツール&クロスなどが付属する。

 IE 900の発売に伴い、IE 800 Sは終了するとのこと。実売11万円台半ばのIE 800 Sに比べて価格アップしてしまう面もあるが、フラッグシップ機らしい唯一性を数多く持つ製品に仕上がっている。メイド・イン・ドイツの製品らしいクラフトマンシップにあふれた製品であるのは事実だろう。

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