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【DMM GAMESプレイ日記】 第38回

2021年最新データのオフィシャルチームとレーストラックを収録

ロードレース世界選手権を走り抜け!モータースポーツレーシング『MotoGP 21』プレイレビュー

2021年05月18日 11時00分更新

文● Zenon/ASCII

提供: DMM GAMES

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●スタッフを配置してマシンを強化!

 さて、ここからはスタッフの管理・雇用について紹介しよう。スタッフは、ほかのチームとの契約を探してくれる「パーソナル・マネージャー」、リサーチポイントを増やすサポートをしてくれる「チーフ・エンジニア」、技術開発の進捗スピードを早める「データ・アナリスト(テレメトリスト)」の3種類が存在する。

それぞれ雇用できるのは1人だけで、いい評価の人が応募してきたら入れ替えていく。開発に力を入れたい分野を得意とするスタッフを雇っていこう。なお、雇用にはお金がかかるので注意したい

 また、研究開発という部分では、ツリー状になった開発項目が存在し、スタッフを配置することで新たな項目を開発することができる。上記で雇用したアナリストの能力によって、ここの開発速度が変わっていくようだ。

前述の「開発テスト」で得られた「研究データ」ポイントは、ここで使用する。そのほか、「研究データ生産」にスタッフを配置しておけば、毎週の時間経過でポイントを増やすことも可能

「エンジン」の開発項目のなかに見つけた「燃料消費最適化」。これを開発すれば、燃料切れ問題を解消できるかもしれない

人数を多く投入するほど開発期間は短縮される。ただし、そのぶん研究データの生産は不足するので、バランスが重要だと感じた

 さらに、レースを勝ち抜いていってランクが上がると、新たに「ジュニアチーム」を作成することもできる。いわば自分が管理する下位のチームで、ライダーの成長を観察して楽しめるシステムだ。後進の育成までできるとは、なかなかに奥深い。

●総評まとめ

 本作は実在するモータースポーツ「MotoGP」をゲームで楽しめるというタイトルであり、最新のチームや選手データを収録していることからも、モータースポーツファンには間違いなくオススメできるゲームだ。歴代の有名選手と車両もあわせて参戦しているのはたまらないハズ。

日本人レーサーの鳥羽海渡選手(CIP Green Power)。現役選手でレースできるのは、本作の醍醐味の1つだ。ちなみにコースでいうと、日本の「ツインリンクもてぎ」などを収録している

 いっぽうで、モータースポーツに馴染みのないユーザーでも、スタッフや開発にこだわってチームを「マネジメント」していくのは楽しい経験になるだろう。最初は勝てなくても、開発と練習を重ねることで着実にステップアップしていく過程を楽しめる。

 バイクの挙動自体はアシストが強めに効いている印象だ。カーブの手前で適切に自動ブレーキがかかってくれたり、スティックを目一杯倒しても転倒せず曲がってくれるなど、バイクゲーム初心者でも扱いやすいアシストが用意されている。

こんなに地面スレスレまで倒しても大丈夫。カーブを上手に曲がれたときは最高に気持ちがいい。もちろん、玄人向けにアシストを切ることも可能だ

 ここだけの話、レースオプションから「AI難易度」を最低値の20%まで下げれば、タイムアタックのハードルもかなり緩和された。さらに、タイヤと燃料消費のオプションをオフにすることで燃料切れ問題も解決でき、筆者がレースで1位を獲れるくらいには難易度を下げられた。

標準の難易度は30%。どうしても勝てないという人は、ここをいじればグッと勝利が近づくハズだ。逆に簡単すぎて難易度を上げたい場合は、最大120%まで引き上げられる

 もっとも、「リアルさ」を求めて本作を買う人からすれば、それらのオプションは無用の長物といったところだろうか。あくまでも選択肢の1つとして「できる」ということだけ覚えておいてもらえれば幸いである。

 リアルさで言うならもう1つ、「バイクレトリィバルシーケンス」という、転倒した際にオートで復帰するのではなく、手動でバイクに戻る体験も可能になった。1つのミスが致命的になるので、よりスリルを味わうことができる。

雨の日は路面が濡れ、ヘルメットにしたたる雫も表現。「リアルさ」への追求は留まるところを知らない。PS5版はハプティックフィードバックでさらにリアルになっているとのこと

 また、本作はオフラインのキャリアモードやシングルレースだけでなく、オンラインプレイも楽しむことができる。全世界の猛者と0.001秒を競うレースを楽しむのもよし、友人とお手軽にレースするのもよしだ。

 さらに、配信中のDLC「Limited Edition Liveries」では、John Hopkins選手やDani Pedrosa選手など、MotoGPを象徴する5人のレジェンドライダーとその搭乗車両が追加される。価格は660円。ファンはぜひ、そちらも楽しんでもらいたい。

※追加DLCの販売はPS4/PS5/Xbox One/Xbox series X|Sのみ

(提供:DMM GAMES)

【ゲーム情報】

タイトル:MotoGP 21
ジャンル:モータースポーツレーシング
配信:DMM GAMES
開発:Milestone S.r.l.
プラットフォーム:PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(DMM GAME PLAYER)
発売日:2021年5月13日(PC版は2021年6月10日配信予定)
価格:
 PlayStation 4/PlayStation 5:8778円(PS4版のみパッケージ版あり)
 Xbox One/Xbox Series X:8750円
 Nintendo Switch:6578円
 PC(DMM GAME PLAYER):5149円 ※PC版はオンライン機能が非対応
プレイ人数:1~13人(PS4/Xbox One)、1~22人(PS5/Xbox Series X|S)
CERO:A(全年齢対象)

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