モバイル用途を考慮した堅牢性や充実したインターフェースなどもポイント
第11世代Core搭載、仕事や勉強に役立つ性能とコンパクトサイズがうれしすぎる12.5型ノートPC<LAVIE N1275/BA>
<LAVIE N1275/BA>は、NECパーソナルコンピュータが販売する12.5型ノートパソコン。小型の筐体に第11世代のインテルCoreプロセッサーを搭載し、高い処理性能と携帯しやすさを実現したモデルだ。仕様や外観を中心に、その魅力を紹介したい。
適度なサイズ感で使いやすさ抜群
試用した<LAVIE N1275/BA>の主なスペックは、Core i7-1160G7(4.4GHz)、インテル Iris Xe グラフィックス、8GBメモリー(LPDDR4X)、512GB SSD(PCIe)となっている。そのほか、Wi-Fi 6(2.4Gbps)、「Windows Hello」に対応した顔認証カメラの搭載などがスペック上の特徴だ。
サイズはおよそ幅289×奥行き192×高さ18mm、重量はおよそ953gで、13.3型や14型クラスのノートパソコンと比較すると、明らかにコンパクトだ。フットプリントだけで見ると、およそ幅289×奥行き192mmであり、これはJIS規格のA4版である297×210mmよりも、ちょうどひと回り小さい。つまり、A4サイズのファイルなどが収納できるカバンであれば、<LAVIE N1275/BA>も収納できることになる。
13.3型や14型のノートパソコンを携帯するためには、ブリーフケースやバックパックを用いることが多いと思うが、<LAVIE N1275/BA>の大きさなら、よりコンパクトで、よりカジュアルなバッグでも携帯しやすい。
かつ、試用している<LAVIE N1275/BA>は、性能的にも充実しており、軽い動画編集までこなせる処理性能を備えている。12.5型のディスプレーながら、解像度は1920×1080ドットのフルHDを確保している点もポイント。画素密度で表せば176ppi相当で、精細だ。
さらに、バッテリー駆動時間も最大で11.2時間となかなかの長寿命。たとえば大学の授業で活用しようとした場合、1コマが90分+10分のインターバルとして、5時限まで授業をとっている日に使うと、100分×5+昼休憩60分=560分となり、時間に置き換えると約9.3時間となる。
使用状況でバッテリーに多少のロスが発生することを考えても、朝、フル充電状態で家を出て、夕方に授業が終わって帰宅するまで、バッテリーが持続することになる。
ふだん使っているカバンにサッとしまえて、どこへでも持っていけそうなコンパクトさを持っていながら、より大型のノートパソコンと性能的には差がない点が、<LAVIE N12>の大きな魅力となっている。
コンパクトながら、キーピッチはおよそ18.7mm、キーストロークはおよそ1.4mmと、より大型のノートパソコンと同等の打鍵感を確保している点もポイント。キーボードフレームが筐体のギリギリまで攻めていて、手が大きくても、窮屈感はない。
反対に、トラックパッドは最近のモデルにしてはやや小さめだが、クリックボタン一体型になっており、操作性はいい。キーボードに手を置いたときに、自然に親指が伸ばせる場所にレイアウトされているので、少ない手の動きで操作できると感じた。