グレープシティは4月28日、「ComponentOne(コンポーネントワン)」の新バージョン「2021J v1」をリリースした。
ComponentOneは業務アプリケーション開発に便利な.NET/Xamarin/Blazor用コンポーネントを収録したスイート製品1年定額制のサブスクリプション方式で販売している。
2021J v1では、マイクロソフトのアプリケーションフレームワーク「.NET 5」および「Blazor」の対応を強化。Windows Forms用エディションに含まれるデータの集計や分析に便利な「FlexPivot」、階層的なデータ表示を可能にする「TreeView」や、WPF用エディションのカレンダーを表示する「Calendar」、パネルの折りたたみや展開ができる「Accordion」など、業務システムに必要とされることの多いコントロールが.NET 5をサポート。
また、Blazorによるウェブアプリケーション開発を支援するコンポーネントをさらに追加。メインのウィンドウとは別にポップアップを表示させて補足や追加の情報をアプリケーション利用者に知らせることができる「Window」コントロールを搭載しているほか、日付範囲選択やツールチップ、マスクテキストボックスなどのコントロールの拡充も行なった。
Blazorは、JavaScriptを使わずに.NETフレームワークとC#を使用してウェブアプリ開発が可能なSPA(Single Page Application)フレームワーク。.NETの既存の資産やスキルを活用できることからウェブ業務システム開発の生産性向上が期待できるとしている。
最上位エディション「ComponentOne Enterprise」の初期費用(イニシャル)は1ユーザーライセンスが16万5000円、更新費用(リニューアル)は8万2500円となる。