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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第69回

春のヘッドフォン祭 2021 ONLINEが開催、各社の新製品が集う

2021年04月26日 13時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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これは売れそうなiFi-Audio ZEN DAC新製品

 広報の菅沼氏が登場。「iFi ZEN DAC Signature」を紹介。

 ZEN DAC Signatureは、ライン出力に特化して音質を向上させたモデル。ヘッドホン端子がなくなった代わりにヘッドホンアンプである「ZEN CAN Signature」も発売された。4.4mmのケーブルで両方を接続可能。音質はDrop(Massdrop)版のHD650であるHD6XXに対応するようにチューニングされているのも特徴的。またトップウイングブランドで4.4mmのセレクターも紹介。こちらは品質にこだわって価格はやや高くなるとのこと。

ZEN DAC Signature

ZEN DAC SignatureとZEN CAN Signature

トップウイングブランドの4.4mmセレクター

 iFI Audioは強化電源の「iFI iPower ELITE」も紹介。従来のiPowerの上位モデルで大電流に対応したという。

iFI iPower ELITE

物理的に頭外定位を得るCrosszone新製品

 Crosszoneブランドで商品企画を担当する西谷氏と技術部の浜田氏の紹介でCrosszone第3弾の「CZ-8A」を紹介。

 Crosszoneはデジタル処理なしに、アナログの手法で頭外定位を実現する技術を採用している。これは直接音と間接音などを複数ドライバーと音響ダクトを組み合わせることで実現している。

CA-8A

 CZ-8Aでは、新たにボーカル再生を向上させるため、音の回折を利用してスピーカーのような音の波面を再現できるように改良したいう。また、バネ機構により装着感を改善しているとのこと。4月28日発売で20万9000円。本モデルはより完成度が高くなったと野村氏のコメント。

仕組みの解説

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