在宅勤務開始から1年、「本当の使い勝手」が露わに!
新型コロナウイルスの感染対策として、第1回目の緊急事態宣言が出されたのは2020年3月13日のこと。それを契機として多くの企業が在宅勤務を推奨する動きとなった。そこから丸1年経過した現在も在宅勤務を続ける人も少なくないだろう。
在宅勤務が推奨された当初は、ヘッドセットやWebカメラをはじめとするオンライン会議向けガジェットが量販店の棚から消滅する事態となった。そのため、通販で残り物(と言うのは語弊があるかもしれないが)を慌てて購入せざるを得なかった人も多いのでは。
そんなこんなで、熟慮して買ったにせよテキトーに買ったにせよ、そういったオンライン会議向けのガジェットを1年も使っていれば、イヤでもその良し悪しがわかるというものだろう。特に「音が命」のオンライン会議において、ヘッドホンとマイク(もしくはヘッドセット)の性能は業務の効率に直結するというものだ。
筆者の場合、仕事先の多くが在宅勤務に変わり、打ち合わせもオンライン化。仕事柄、すぐにでもオンライン会議を始められる機材は揃っていたが、ゲーム用に買ったものが多い。安価な製品なので音質も値段なりだし、ちょっと光っちゃったりするゴツめのゲーミングヘッドセットでマジメな会議に参加するのも気後れしてしまう。
そもそも普段は仕事部屋で1人作業していて音楽はスピーカーからフリーダムに聴いていたのに、会議のたびにヘッドホンとマイクを装備するのは面倒。そして夏は蒸れて不快なのである。
そういうわけで、少し前から「スピーカーフォン」を吟味しているところなのだ。いくつか試用してみたりもして、メジャーどころを比較していたところに編集部から届いたのが今回紹介する「アバイア B109」なのである。
コンシューマ向け製品をレビューすることの多い筆者にとって、「AVAYA(アバイア)」というブランド名は聞き慣れないものだった。しかし編集部から情報を得たり、ネットでの調査を重ねたりすると、通話・通信技術の老舗ということがわかった。無知で申し訳ありません、と謝罪の言葉を胸にしながら「アバイア B109」をさっそく紹介していこう。