■プロにふさわしいスペックを備えた新iPad Pro
iPadの中では最上位の製品ラインであるiPad Proですが、2020年10月にはiPhone 12と同じ「A14」搭載のiPad Airが登場したこともあり、やや微妙な位置付けになっていました。
これに対して、今回登場した新モデルはプロセッサにMacと同じM1を搭載し、セルラー通信モデルは5Gに対応。12.9インチモデルでは高ダイナミックレンジが特徴のミニLEDを採用するなど、iPad Proとして申し分ないスペックを備えています。
メモリの搭載容量については、ストレージが512GBまでのモデルは8GB、1TB以上のモデルは16GBと明記されました。これまで非公式の情報に頼っていたのに比べると、選びやすくなったといえます。
12.9インチでストレージが2TBの最上位モデルは約28万円となっており、最も安価な3万円台のiPadや、Touch ID対応のiPad Airを含め、幅広いラインアップが揃う形になりました。コロナ禍でiPadの売上は大幅に伸びており、アップルが注力している姿勢が伝わってきます。
直近では人気バトルロイヤルゲームのモバイル版「Apex Legends Mobile」が発表されたこともあり、究極のモバイルゲーム端末としても注目しています。2018年モデルでかなり満足している筆者も、そろそろ買い替えを考えるタイミングかもしれません。
この連載の記事
-
第270回
スマホ
iPhone値上げ、Pixel躍進──2022年のスマホを振り返る -
第269回
Apple
アップル「iPad(第10世代)」なぜ値上げ? -
第268回
iPhone
iPhone「mini」ユーザーはどこへ向かうのか -
第267回
Apple
アップル「M2 MacBook Air」M1ユーザー視点でレビュー -
第266回
スマホ
iPhone値上げ 高コスパAndroidにチャンスはあるか -
第265回
Apple
アップル製品の「壁」を取り払う新機能に注目 #WWDC22 -
第264回
スマホ
メガネをかけると大画面? 「Nreal Air」を試した -
第263回
ビジネス
在庫不足のアップル、コスト増のアマゾン──GAFA決算、各社の課題浮き彫り -
第262回
PC
出張用のPCやモバイル回線を見直した -
第261回
Apple
アップル「Mac Studio」Mac miniから買い換える価値はある? -
第260回
スマホ
楽天モバイル「Apple Watch」は新たな強みになるか - この連載の一覧へ