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パンパースが「おむつ回収プロジェクト」を開始、小売店などに専用ボックス設置

2021年04月12日 15時00分更新

文● ASCII

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おむつ回収ボックスのイメージ

パンパースが「おむつ回収プロジェクト」をスタート

 P&Gジャパン合同会社の展開する乳幼児用紙おむつブランド「パンパース」は、店舗で参加できる「おむつ回収プロジェクト」を4月中旬から開始する。

 消費者から店舗で使用済み紙おむつを回収し、将来的な循環型経済の実現につなげたい考えだ。

海外では先行した取り組みも

 同社は、長期的な重点課題として「環境サステナビリティ」をビジョンに掲げている。同社によれば、過去25年間で、紙おむつの着け心地のよさを追求するだけでなく、主に欧州、北米のおむつに使用する資材の量を半減させるといった取り組みもしてきた。

 欧州では初めて使用済み紙おむつのリサイクル技術にも取り組んでおり、2019年にオランダのアムステルダムで開始したおむつ回収の取り組みには、600世帯以上の消費者が参加。開始以来、20万枚以上のおむつに相当するという40トンを超えるおむつを回収。同社はこの際、消費者に関心を持ってもらう方法について多くの学び得たとし、その学びを活かして、日本初の取り組みとして実施することにしたとする。

 環境省、日本衛生材料工業連合会(JHPIA)の調べでは、2015年の紙おむつ廃棄量は乳幼児用と大人用の合計でおよそ191万〜210万トンにものぼる。これは日本の一般廃棄物排出量の4.3〜4.8%ほどで、2030年までには一般廃棄物排出量に占める紙おむつの割合が、6.6〜7.1%にまで増加するとも推定されている。

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