サステナビリティー目標「#GoGreenWithRazer」を発表
Razer、2030年までにすべての製品にリサイクル素材を使用へ
Razerは3月30日、今後10年間のサステナビリティー目標のロードマップ、および中長期的な取り組みを発表した。「#GoGreenWithRazer」のスローガンを掲げ、全社を挙げ自然や環境を保護し、次世代のために、よりクリーンでグリーンな世界を目指す。
今回、以下の目標を公開したと同時に、Razerコミュニティーにもリサイクルや、環境負荷の低減を呼びかける。
・2025年までに100%再生可能エネルギーを使用
・2030年までにすべての製品にリサイクル素材またはリサイクル可能な材料を使用
・2030年までに100%カーボンニュートラルにすること
グリーンな組織の構築
地球に配慮した文化を構築することを目的とし、温室効果ガスの排出を削減し、生物生息地を保護し、カーボンニュートラル100%達成するために、2030年までにすべてのオフィスでの使い捨てプラスチックの使用を削減および根絶するとしている。削減と更新が困難な場合、林業やその他環境保護プロジェクトへの投資を通じて復旧する。
現在、ドイツのハンブルクにあるRazerのヨーロッパオフィスはすでに再生可能エネルギーを利用しており、シンガポールに開設予定のRazer本社も同じく再生可能エネルギーを利用する。2025年までに全てのグローバルオフィスの電力が100%再生可能エネルギーになる予定。
グリーン製品の再設計
ゲーム周辺機器など、ハードウェアはRazerのビジネスの大半を占めている。そのため、Razerは、製造過程で環境への影響を軽減することを目指す。
製品・パッケージング・および製造過程・運営を見直し、2025年までにすべての製品にリサイクル可能な素材を使用し、製品のリサイクルも開始。使われなくなったRazer周辺機器を世界中のRazer Storeが回収し、リサイクルすることを予定している(日本での活動は未定)。
また、世界各国のオフィスと修理センターで厳格な廃棄物処理手順を実施し、2030年までにすべての製品にリサイクルまたはリサイクル可能な材料を使用することを目指す。製造したハードウェアはPCRプラスチックを組み込み、FSC認証を受けた生分解性の環境に優しい設計とする。
認証機関を通じて認証を取得することを目指すほか、廃棄に関しても各地域・グローバルでの環境や安全性、および健康に関する規制に準拠し、責任を持って電気電子機器廃棄物(e-waste)を処分している。
グリーンコミュニティーを祝う
また、ゲーミングコミュニティーのファンやユーザーに対して、同社が掲げるサステナビリティー計画に賛同してもらえるよう努めている。
2020年に、Conservation Internationalと共同で「Sneki Snek」という環境に優しいぬいぐるみの販売につき樹木10本を保護した活動を通じた「#GoGreenWithRazer」キャンペーン通じて10万本の樹木を保護した。新たに100万本の樹木を保護するという目標をたて、ファンやユーザーの支持を活性化するために、25万本の樹木を保護できたごとに記念として新しいSneki Snekグッズを発表する。
Conservation InternationalはRazerとのパートナーシップで、コスタリカ、エクアドル、スリナム、ブラジル、マダガスカル、インドネシアなど、世界中の森林から樹木を保護している。3月12日現在、Razerはすでにおよそ17万本の木を保護した。今後はSneki Snekを「#GoGreenWithRazer」のリーダーとして、同社の活動に賛同してもらえるよう取り組む。
より環境に優しい未来への投資
若者、ミレニアル世代、Gen Zのコミュニティーでサステナビリティーを促進する取り組みの一環として、環境とサステナビリティーのスタートアップ企業を支援し、投資する。Razerの企業ベンチャー部門「zVentures」を始動し、これらのスタートアップの成長を促進する。
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