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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第63回

360 Reality Audioについて考える

2021年03月29日 13時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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音楽に向けた3Dフォーマットである点が特徴か

 とまれ、最後にはじめの問いに答えを出すと、ポータブルオーディオにおける、360 Reality Audioのインパクトというのは、従来よりも空間的な臨場感の高い音楽が楽しめるという点にあることになる。そのためにライブ配信のnugs.netも取り入れているわけだろう。映画だけではなく音楽でも楽しめるというのがポイントとなってくる。


オブジェクトベースのフォーマットに加え、もうひとつのポイントが個人最適化技術だ

 どのような準備が必要かという点においては、ヘッドホンなどはBluetoothワイヤレスも含めて、特殊なものは必要ない。可能なら、ソニーの最新機種、あるいは360 Reality Audio認定機種を用意すれば、最適化によって、さらに楽しめるということになる。ただし、ストリーミングで楽しむためにはロスレスプランが必須条件となる。

 いずれにせよ、展開はまだまだはじまったばかりであり、今後の流れにも注目していきたい。

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