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最新のインテル第11世代Coreプロセッサーを搭載

オンライン会議や大学の講義に使えるプリインソフトが便利! 堅牢でモバイル性に優れた高性能12.5型ノートPC<LAVIE N12>

2021年04月02日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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オンライン会議や大学の講義に便利なアプリケーションを搭載

 <LAVIE N12>には、いくつか便利なアプリケーションがプリインストールされている。その中には、オンラインでの講義や会議などに役立つものもある。また本体の設定にも、音声を聴きやすくしたり、特定の方向の音声だけ取得させるように処理できるものがある。まずチェックしたいのは「LAVIEかんたん設定」。これはWindowsの設定を1個所ですませられるもので、初心者の躓きポイントであるWindowsの複雑な設定項目を相手にしなくてもすむ。

 またサウンド関連として「ヤマハ AudioEngine」を搭載。音楽や動画を楽しむだけでなく、オンライン会議にも便利なものだ。同機能はMusicやTVといったプリセットのほか、ミーティング機能があり、自分の声を相手に伝えやすくしたり、自分に聞こえる声を聴きやすくしたりできる。細かい設定もなく、オンにするだけでよいのもポイントだ。

ヤマハ AudioEngineの設定画面。ひとりで会議するモードと、複数人のモードがあるほか、ヘッドフォンを使用する際のモードもある

 もう1つサウンド関連の設定があり、これはWindowsのアプリ一覧にある「Realtek Audio Console」からアクセス可能だ。これもマイクやエコーキャンセルなど、マイク向けの機能がある。上記のヤマハ AudioEngineと併用可能だが、設置場所の状況に応じて結果のいい方を使用するといいだろう。

「Realtek Audio Console」。遠い位置から音声入力するときのモードもある

パソコンを買うのが初めてな人向けにアプリナビもインストールされている。用途からオススメのアプリを提示してくれえるものだ

 そのほか、便利なアプリケーション(厳密にはアドオン)としては「LAVIEスゴ楽講義ノート」がある。「OneNote」と「OneDrive」を利用したもので、スマホで撮影した講義写真を自動的に講義ごとに分類して、ノートにまとめてくれるというものだ。仕組みとしてはスマホで撮影したデータをOne Driveに自動アップロードするよう設定し、それを<LAVIE N12の「LAVIEスゴ楽講義ノート」から参照。設定した時間割に対応する写真を自動的に分類する。

 

 講義の時間を細かく設定できるため、講義以外のプライベートの写真が紛れ込むこともなく、管理はとても楽だ。

 そのぶん、初回の設定はちょっと複雑なのだが、使い方ガイドが用意されており、それに従って設定していくだけでいい。時間割の設定が柔軟であり、月~日、8時限にまで対応する。また時間割のリストも複数設定可能であり、名前こそ「LAVIEスゴ楽講義ノート」とあるが、講義以外の用途、たとえば定期的に決まった日時にある会議や講習会などにも使えてしまう。ともあれ、あとあと分類することは面倒の極みであり、その解消策として重宝するだろう。

詳細な設定ガイドが用意されているので、それを並べて設定していくといい

写真の回転やトリミングなど簡易的な加工機能もある

スマホ側にもOneDriveをインストールする

 ZoomやTeamsなど、オンライン授業やオンライン会議に使用されるアプリケーションはいくつかある。そこで実際にビデオ会議に<LAVIE N12>を導入してみたが、映像も音声にも問題はなかった。とくに音声は外付けマイクがなくても品質が良好で好印象だ。音については内蔵スピーカーとヘッドフォンの2つをチェックしたが、これも相手の声は聴きやすく、状況に応じて使い分けるといいだろう。

複数人でのオンライン会議も快適だった

 ちなみに、アプリケーションの処理も含むと、オンライン会議の負荷傾向は4Kのストリーミングビデオの視聴時と似ている。手っ取り早くパソコンでのオンライン会議の負荷をざっくり計測したいときは、4K動画を連続でストリーミングしてみることをオススメしたい。

 長丁場の会議は2時間ほどであるため、YouTubeの動画もそのくらいの時間途切れなければOKなわけだ。結果としては、1時間ほど経過したあたりから、排気ファンの音がやや大きくなったが、マイクがそれを拾うほどでもなく、映像と音声の乱れもなく、難なくクリアした。

以前に取材した核融合科学研究所にある大型ヘリカル装置の動画などを再生サンプルにした

 なお、ディスプレーへ外部出力して使用する場合、フルHDの外部ディスプレーまでは問題なさそうだった。4Kディスプレーの場合はそのほかに起動しているアプリケーション次第だが、音や映像の乱れを回避したいシーンのときは起動するアプリを絞ったほうがいい。これは単純に解像度4Kの画面キャプチャーが、モバイルノートパソコンにとってヘビー過ぎるからだ。

高性能で堅牢なモバイルノートを大学生活のお供や仕事のメインマシンに!

 <LAVIE N12>は、最新のインテル第11世代Coreプロセッサーを搭載する12.5型のノートパソコンだ。モバイル性能だけなく、作業性能も十分に高く、レポートの作成や作表、簡単な絵素材の作成などを余裕でこなせる。オンライン授業への対応もしっかりしたもので、視聴だけでなく、会話向けの機能もあり、大学生活の力強い相棒になってくれることだろう。

試用機の主なスペック
機種名 LAVIE N1275/BA
CPU Core i7-1160G7
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー 8GB
ストレージ 約512GB SSD(PCIe)
ディスプレー 12.5型(1920×1080ドット)、IPSパネル、ノングレア
光学式ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0×2、USB 3.1 Type-C(USB Power Delivery対応、ACアダプタの接続ポート兼用、DisplayPort出力機能付き)、HDMI出力、SDメモリーカードスロット
サイズ/重量 およそ幅289×奥行192×高さ18mm/約953g
OS Windows 10 Home(64bit)

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