b8ta Japanは3月22日、凸版印刷が開発したバーチャルとリアルを融合した新しい買い物体験を提供するサービス「IoA Shopping」の提供開始に先立ち、バーチャル空間上に「b8ta Tokyo - Yurakucho」を構築した。また、「Virtual b8ta」としてIoA Shoppingの実証実験を行なうという。
IoA Shoppingには凸版印刷が2016年より国立大学法人東京大学大学院情報学環の暦本研究室と共同で研究・開発をしている遠隔体験技術で、移動距離・時間を超え、現地の人員やドローン等のデバイスを使って自分がそこにいるような感覚で遠隔体験が可能な「IoA仮想テレポーテーション」技術を活用している。
Virtual b8taでは利用者はスマートフォンから、バーチャル空間上に構築した店舗にアクセスし買い物をすることができる。また、実際の店舗に設置されたアバターロボットにボタン一つでアクセスすることが可能。バーチャルとリアルを自由に行き来し、まるで実際に店舗へ行ったかのような買い物体験を提供するという。
ほかにもスマートフォンにバーチャル空間とリアル空間の2画面を表示し、リアル空間のウインドウで店員が商品の紹介などを行ない、遠隔地からでもリアルタイムに接客を受けることができたり、バーチャル空間に複数人が同時に接続し、それぞれのアバターで空間を移動したり、空間内にいる人と音声で通話が可能で、商品が気に入った時は感情表現ができるエモート機能も実装している。