皆さまこんにちは。ハイアット リージェンシー 東京のすずです。
先日ご紹介した「Vicky’s」の「マカロン食べ放題」は試していただけましたでしょうか。
■「もうチビチビ食べなくていいんだよ! 夢のマカロン食べ放題」
※過去の連載記事はこちら:ホテルマン直伝!ハイアット リージェンシー 東京のツウな過ごし方
ここ数週間は予約でほぼ席が埋まってしまっているようなので、事前のご予約をおすすめします。
さて、このところ前置きや無駄話が多くなりがちで、「なかなか本題に移らない」、「すずの初恋の話はどうでもいい」といったご意見も寄せられましたので(笑)、真面目に書かせていただきます。
というとこれまでは真面目に書いていなかったかのようですが、滅相もございません。
ただ、お伝えしたいことが多すぎて原稿を書く手が止まらないのです…(笑)
では早速、今回の主役 ハイアット リージェンシー 東京 宿泊部 フロント課 ドアサービスマネジャー「金城 岳」をご紹介します。「かねしろ たけし」ではございません。
「きんじょう たけし」です。
なぜ、金城さんをご紹介するかというと、単純に私の尊敬するホテルマンなので、皆さまにドアマン「金城 岳」を知っていただきたいと思った次第です。
ここで金城さんのプロフィールを簡単にご紹介します。
1993年3月 東京YMCA国際ホテル専門学校 卒業
1999年4月 ホテルセンチュリーハイアット 入社
1999年5月 宿泊部 フロント課 ドアサービスに配属
ドアマン歴22年目のレジェンドドアマンです。
家族構成 :妻(年齢非公開)、長女15歳、長男11歳の4人家族
趣 味 :バイクツーリング
好きな客室:623番の客室。都庁側の側面と中央公園側の側面両方を楽しめるから。
好きな店舗:バー「オードヴィー」。落ち着いた大人の雰囲気。さらに土壁が引き立てる。
そもそもなぜ金城さんはホテルマンになったのでしょうか。答えは簡単でした。
「かっこいいユニホームで仕事をしたかったから」。
裏を返せば、スーツを着て、満員電車に乗り、9時~17時まで業務の規則正しい生活を送りたくなかったということです。
実は私もホテル専門学校卒ですが、高校で進路を決める際、金城さんと全く同じ理由でホテルマンを目指しました。
私の人生の予定では高3の10月、ドラフト会議で指名されるはずがまさかの指名漏れ…。今でもどの球団に何巡目で指名されるのか楽しみにドラフト会議を観ておりますが、昨年も安定の指名漏れでした。
あまりに不純な動機かと思いきや、金城さんの場合は「世界中のさまざまな人や文化に触れ、多くを学び人生の糧にしたいと考えたため」だそう。高校時代の金城少年は世界を見据えていたわけです。なんかかっこよくて悔しいです。
簡単にご紹介を終えたところで、20年以上の年月、正面玄関を守り続ける金城さんですからさぞかしおもしろいネタを持っているのではないでしょうか。期待できますね。
さて、ホテルの「ドアマン」の仕事、どんなイメージでしょうか。
ドアサービスは一朝一夕で習得できる業務ではない。と金城さんは暑苦しく語ってくれました。
ホテルの“顔”としてホテルに来館されるすべてのお客様へそれぞれのサービスを提供します。お客様の顔、会社、役職、車両情報、家族構成や趣味嗜好、すべてを記憶し接客することが求められるのです。
金城さんは1000名以上のお客様を認識しているそうです。私はひいきにしているプロ野球チームの応援歌にチアガールメンバーすべて記憶していますが1000名には到底かないません。ただただ尊敬です。
金城さんに会いにホテルに来館してくださるお客様も多いそう。コロナ禍でご来館できないお客様からは「ホテル頑張って!また金城さんに会いに行くから」とドアマンデスクに直接電話をかけてくださった方もいてとてもやりがいを感じると同時に、お客様との信頼関係が築けていると実感するそうです。
そんな金城さんですが、プライベートではこんな一面もあります。
例えば4人で居酒屋に行くとします。最初にビールを飲みます。テーブルに置かれるビール、4杯ですよね?ところが、5杯くるんですよ、なぜか。金城さんの前にジョッキが二つ並ぶんです。
乾杯して、皆がクゥゥーっと一口飲んでる間に、2つのジョッキが空になるんです。
その圧倒的吸引力を目の当たりにすると言葉を失います。静寂の中にビールがのどを通る音だけが響き渡ります。仕事終わり、最初の一口ですよ?のどごし、香り、あの体にしみわたる感じ、味わうじゃないですか。ちゃんと味わえーー。といいたくなりますが、味わってるんですよ金城さんも。ただ、それを感じるためには2杯分必要なわけです金城さんの場合。
ドアマンは過酷な仕事です。ホテルで唯一屋外での仕事です。
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、365日天候との戦いを繰り広げているドアマンにはこの前向きなことわざすら不毛に思えるのではないのでしょうか。
そんな天候を相手に奮闘する金城さんに新たなる強敵が現れました。「老眼…。」
なんせドアマンデスクに置かれるメモや引継ぎノートの字はまあ、小さいのです。
金城さんは目立つのに(笑)
ここまで金城さんご紹介してきましたが、今回の記事のために改めて話を聞き、一番印象に残ったひと言があります。
「お客様にとってよりいい商品はドアマンである」
という金城さんのサービスマインド。ドアサービスチームの何気ない会話や雰囲気をみているとホッとするものがあります。
チームワークは社内一だと断言できると金城さんは語ります。
この和やかなチームとお客様との信頼関係こそ金城さんが22年かけて築き上げた“財産”であり“宝”であると。
ぜひ西新宿にお越しの際は金城さん率いるドアサービスチームにお気軽にお声がけいただき、その雰囲気を体感してみてください。皆さまのご来館心よりお待ちしております。
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