カシオがアシックスと共同でランナー向けパーソナルコーチングサービス「Runmetrix(ランメトリックス)」を2021年春に立ち上げた。
カシオがスポーツ仕様の腕時計を開発しながら培ってきた知見やセンシング技術と、アシックスによるスポーツ工学に基づくランニングのデータ解析のノウハウが融合。ランナーのフォームチェックができるユニークなアプリとともに誕生したカシオのRunmetrix対応モーションセンサー「CMT-S20R-AS」と連携するG-SHOCK「GSR-H1000AS」をレビューする。
カシオとアシックスがスポーツテックの分野でコラボ
Runmetrixは、Android 8.0/iOS 13以上のプラットフォームに対応したモバイルアプリが提供するランナー向けのパーソナルコーチングサービスだ。モバイルアプリが1月27日より先行して使えるようになっていたが、先述した通り3月4日からRunmetrixに対応したモーションセンサー「CMT-S20R-AS」(以下、モーションセンサー)とG-SHOCK「GSR-H1000AS」(以下、G-SHOCK)が発売された。アシックスは双方の製品にカラーリングを合わせた、スタイリッシュなランニングシューズ「NOVABLAST」を発売している。
記念すべき初のRunmetrix対応ハードウェアとして、モーションセンサーが1万4080円で単品販売される。G-SHOCKとモーションセンサーのセットは5万7200円。残念ながらRunmetrix対応のG-SHOCKを単品で販売する計画はないようだ。モーションセンサーは単品でも買えるので、例えばランニングのアクティビティデータはApple Watchやその他の愛用するフィットネスデバイスで計測しながら、Runmetrixによるパーソナルコーチングサービスを平行して楽しむという使い方は可能だ。
今回は理想的なRunmetrixの活用方法を体験するために、モーションセンサーとG-SHOCK、アプリをインストールしたスマホの3つを整えてテストした。