CBR250RRに乗る際、荷物はいつもバックパック。それは最初から覚悟していました。ですが、背負う荷物が存外に重たく腰に負担が……。そしてアラフォー男は、遂にグギッとやってしまったのです。そう、ギックリ腰。となると、どうやってバイクに荷物を載せるか、を考えなければなりません。
外観を損ねないバッグを取り付けたい!
よくバイクの後ろにハードケースをつけているのを目にします。容量や防水性などの面で実用的なのですが、スクータータイプにはピッタリだと思うのですが、スポーツバイクだとなんとなくシックリ来ないような……。
「必要な時は取り付けて、不必要な時は外せる」のが理想。そこで色々探した結果、Honda純正アクセサリーの「リアシートバッグ」が最も適しているという結論に達しました。お値段は8800円(税込)と比較的リーズナブルな価格なのも魅力的。
そこで、エンジンオイル交換のついでに注文したのですが、「取り付けキット(リアバッグストラップ)は別売りで5500円(税込)なのですが……」で、1万4300円に。さらに「ご自身で取り付けられますか?」とおっしゃるではありませんか。話によると何やら加工が必要だそうで、お任せすることに。こうした諸々で、8800円のバッグは、18260円に。安定のPayPayで支払いました。
バイクのリアシートにバッグを取り付ける
商品はスグに届き取り付けとなりました。届いた箱は2個で、一つはバッグ、もう一つが取り付けキット。取り付けキットの中は、3本のストラップ紐と透明な保護シール、そして型紙が入っていました。で、この型紙に合わせて保護シールをカットする必要があるそうで、私が来る前に作業される方がチョキチョキと切ってくださいました。5500円もするのだから、あらかじめ切ったシールを梱包しておいてくれないのかぁ……とかボヤく栗原。
まずはピリオンシートを取り外し、シートベルトを取り外すことから始めます。これは10番のスパナがあれば簡単に外せるようです。
続いて、保護シールをリアカウルに貼っていきます。こういうステッカーを貼る時、気泡が入ったりするので、個人的にやりたくはない作業。でもスタッフさんは脱脂してから綺麗に貼ってくださいました。近くで見ると「何か貼ってある」とわかるのですが、遠目だとまったくわかりません。
車両側の最後の作業として、付属するストラップをシートベルトと共締めします。ナットは元々ついていたものを流用。これも工具があれば自分でできそうです。
最後にリアストラップ(一番長いストラップ)をピリオンシートに取り付けます。通す穴とか引っ掛ける場所とかはないようです。ストラップのアジャスタが上側になるようで、アジャスタから延びた紐が外に出る模様。ストラップをかなり締め付けても緩く感じて「これ走行中にズレないの?」と思ったのですが、バイクにピリオンシートを取り付けると、ピタッと固定され動きませんでした。その時、余っている紐もピリオンシートと一緒にしまい込むようです。
作業は以上で終了。あとはリアシートバックを取り付けるだけです。リアシートバックは、カーボン調で、両サイドにHonda Racingのロゴが入ってカッコイイ感じ! 中に荷物を入れないとペタンとしているのはご愛敬といったところでしょうか。
あとはサービスで空気圧を見て頂いたり、車体を磨いてもらいました。バッグも取り付け、バイクもピカピカ。8800円のカバンが、何やかんやで約1万8000円に化けるとは、と思いましたが、ここまでしてくださったら大満足です。
バイクでカメラを運搬できるようになった!
さて。実際に使ってみましょう。まず申し上げなければならないのは、このリアシートバックにヘルメットを入れることはできません。筆者の使い方的には、ミラーレス1台とレンズ2本、ストロボ1個と13インチのノートPCが入ればOKなのですが……。
バッチリ収納OK! もちろん実際に使う時は、機材保護のために布で保護はしていますが、それでも収納に問題ありません。
さらにこのバッグのいいところは、防水カバーがついているところ。素材そのものはある程度、撥水効果があるようですが、ファスナー部分から浸水してくる恐れがあります。防水カバーは、バッグを取り外すことなく、後端部分からサッと取り出せるのがよいところ。あとはくるっとかぶせるだけ。カンタンです。
さらにバッグを取り外し、付属する肩紐を取り付ければ、ちょっと大きなショルダーとして使えるのも◎。肩紐は簡易なもので、滑り止めとかはないのが残念ですが、バックそのものの重量はそれほどありませんので、肩掛けして歩くのも苦ではありません。しかも荷物を入れた状態での取り付け、取り外しも簡単。運用面で文句の1つもありません。今はバックパックを使うのは少なくなり、もっぱらこのバッグで仕事に行っています。
もちろん、ヘルメットが入ったら言う事なしだったり、CBR1000RR-R用シートバックのようにピリオンシートとの交換タイプだとイイナとか思ったりも。ですが値段を考えると十二分に満足。今回はカンタンなものですが、アフターパーツを取り付け、自分だけの1台に育てられるのがバイクやクルマの魅力。やりすぎると沼にハマりますが、今後もCBR250RRに色々と取り付け、使いやすくしていきたいと思います。
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