ukkaは3月8日、生産者と加工会社をファブレスにネットワーク化し、原料手配から加工までを一気通貫で提供する、食品製造・加工プラットフォーム「FOOVEST」のベータ版をリリースした。
既に八天堂や伊藤忠食糧などで先行利用されている本サービスを利用することで、食品メーカーや食品小売企業の商品企画(購買)担当者は、全国の農産物を産地・品種から指定し、ピューレやシロップ漬け、冷凍など条件に応じた一次加工品としてワンストップで発注することが可能となる。
用途に応じた原料と加工方法を画面上で選択し、詳細条件を入力することで、自社データベースに基づいた「暫定見積もり」を即時取得することができ、その後の書類・サンプル手配や契約・発注手続きを、FOOVESTがワンストップで対応する。これにより平均3~6ヵ月かかっていた取引先の開拓から契約までを数日単位までに短縮、取引までのリードタイムを大幅に削減することができるとうたう。
サービスを利用するにあたっての初期費用、月額費用は無料。ただし、サービス上で提示される見積もりにはFOOVEST手数料を含む。なおベータ版のサービス利用は、食品製造企業に限定した事前審査制での提供となる。