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ビデオカードにはクロックアップモデルの「Radeon RX 6800 XT Taichi X 16G OC」を採用

H510 WhiteにコダワリのASRock製ビデオカード+マザーボード搭載、Ryzen7&Radeon RX 6800 XT搭載ゲーミングPC「ZEFT R31White」

2021年03月05日 12時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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シンプルだが白一色が映える外観
冷却にはかなり配慮している印象

 それでは、ZEFT R31Whiteの外観を見ていこう。ZEFT R31Whiteでは、ケースにNZXT製「H510 White」を採用しており、まさに白一色が映えるデザイン。フロントパネルは薄くNZXTのロゴがプリントされているだけで、それ以外は無味乾燥だが、逆にそのデザインがユーザーには受け入れられているといっていい。

フロントパネルは白一色のシンプルなもの。そのシンプルさが、このケースの味わいでもある

底面には防塵フィルタを装備。このフィルタは、取り外し可能なため、メンテナンス性も良好だ

 天板のフロントパネル側には、ヘッドセット入出力端子とUSB 3.1 Gen.1(TypeA)とUSB 3.1 Gen.2(Type-C)を装備。正直、フロントパネル側からアクセスできるType-AのUSB端子はもう少しほしいところだが、背面にUSB 2.0を含めて7系統用意されているので、マウスやキーボードなどはそちらを利用することで対応できるだろう。

天板のフロントパネル寄りに実装された入出力端子。シンプルなデザインを踏まえてか、端子の数も厳選されている印象

背面の様子。USB端子は豊富に用意されているので、多くのデバイスを接続する際に不足することはまずないだろう

 右側面はスチール製で吸気孔が用意されている一方で、左側面は強化ガラスを用いた内部が見えるタイプ。ちょうど、ビデオカードがサイドパネルのほぼ中央に位置することもあり、そのLEDのライトアップが強化ガラス越しに見えるのはなかなか印象的だ。

 内部構造を確認すると、ラジエーターはフロントパネル側に置かれ、背面と天板に120mm角ファンを1基ずつ搭載。前面および天板から背面へと抜けるエアフローが確立されており、各パーツの排熱も心配はなさそうだ。ただ、天板に物をよく置くユーザーは、吸気孔を塞いでしまわないようにする点は注意が必要だろう。

左側面のサイドパネルを外して内部を確認した様子。ビデオカードがかなりの存在感を示している

標準構成の価格は29万6780円
比較的コンパクトだが拡張性は申し分なし

比較的コンパクトに収まっていながらも、高い拡張性を備えている点は好印象

 ZEFT R31Whiteの価格は、標準構成で税込み29万6780円と、30万円を切っている点はうれしいところ。今回はビデオカードを変更しているため33万円程度になってしまうが、高いスペックを備えたハイエンドパソコンとしてお買い得感は申し分ない。

 さらに、ケースの高さは460mmと、ミドルタワー型としては比較的コンパクトに収まっていながらも、高い拡張性を備えている点は好印象だ。では、どの程度のゲームパフォーマンスを備えているか気になるところだ。そこで、次回は実際にテストを行ない、ZEFT R31Whiteのポテンシャルに迫ってみたい。

試用機の主なスペック
機種名 ZEFT R31White
CPU Ryzen 7 5800X(定格クロック3.8GHz、最大クロック4.7Hz、8コア/16スレッド、L3キャッシュ容量36MB)
CPUクーラー Silverstone PF240-ARGB-7R
グラフィックス ASRock Radeon RX 6800 XT Taichi X 16G OC(Radeon RX 6800 XT)
マザーボード ASRock B550M Pro4(AMD B550チップセット)
メモリー 16GB PC4-25600(DDR4-3200 SDRAM、8GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 500GB M.2 SSD(Western Digital WD Blue SN550、NVMe)、1TB HDD
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
PCケース NZXT H510 White
電源ユニット SilverStone ET750-G(定格出力750W、80PLUS Gold認証)
OS Windows 10 Home(64bit)

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