仕事の悩みは全部表計算ソフトで解決できる?王様の正体とは?
高い城壁、広い部屋。オレとザキヤマはエクセル王国の王様の前に召し出された。まるでトランプのカードから出てきたような王様。さすがに威厳はあるのだが、なぜかその声には力がない気がする。
「お前たちかー!クラウドとか、kintoneを使って、村人たちを惑わせているのは!」
「惑わせてなんかいない! 王様、オレは表計算ソフトで困っている人を助けにやってきたんだ。表計算ソフトは確かに便利だが、データベース代わりに使おうとして失敗したり、コピーの氾濫やファイルの肥大化で村人は困っているんだ。そろそろクラウドを前向きに使ってみたらどうだ!」
「うるさいうるさい! 仕事の悩みは表計算ソフトですべて解消するのだーー!!!」
叫んだかと思うと、王様は突然巨大な竜になってしまった!
「ザキヤマ、こんな展開になるなんて聞いてないぞ」
「セルのような肌を見るとよい!きっと表計算ソフトの化身である『エクセ竜』だ!!」
「とって付けたような名前はいいから、とにかく倒し方を教えてくれ」
「確か3つのkrewのライセンスキーを組み合わせると、『krewアタック』でやっつけられるらしいぞ」
「やっぱりとって付けたような名前だな。よし、krewアターーーック! ダメだ効かないぞ」
「たぶんkintoneのライセンスが月額780円のライトコースだ。プラグイン使おうと思ったら、kintoneも月額1500円のスタンダードコースじゃないと」
「そこかー。よし、スタンダードコースのライセンスを組み合わせたkrewアタックだ!!」
「ぎゃあああああ」
ということで、エクセ竜は圧倒的な業務改善力を誇るkrewアタックを食らって消え去り、王様も元の姿に戻った。めでたしめでたし。
王様はもともと英明な君主で、クラウド化をいち早く進めようとしたところ、エクセ竜の魔力に魅入られ、村人たちに表計算ソフトを強制するようになっていたのだった。今後はkintoneとkrewシリーズをきちんと勉強し、表計算ソフトともうまく使い分けていくように王国を変えていくという。「排他」「競合」ではなく、「適材適所」を目指すなんて、けっこういい世界じゃないか。
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