IoTに興味を持つ人がとにかく簡単に試せるアプリにした
ユーザーが「Riiiver」アプリで作成したiiideaを、iiidea Playerアプリで使うことが今はまだできない。植村氏はその理由について「最初はアプリに触れた方が気軽にIoT的なサービスを『使ってみること』に慣れてもらうことを優先したから」だと説明している。さらにiiidea PlayerをApple Watchでも使えるアプリにするためには、極力要素を単純化する必要もあったという。
iOS版とAndroid版のiiidea Playerアプリを比べてみると、現状では使えるiiideaの数に違いがある。Android端末の場合、機種の違いを超えて互換性を確保しなければならないため、必然的にiiideaの数が絞られるのだ。植村氏はこれからもAndroid版アプリで使えるiiideaを積極的に増やしたいと意気込む。
現在iiidea Playerアプリにはシチズンが内製したiiideaが公開されている。シチズンの問い合わせ窓口に寄せられたリクエストからiiideaが誕生したこともあるそうだ。iiidea Playerアプリを使いながら、気になることがあればシチズンにフィードバックしてみよう。欲しかったiiideaが形になるかもしれない。
植村氏はスマホのGPS情報を活用するiiideaのように、モバイルアプリであるiiidea PlayerならではのRiiiver体験があることも強調する。iPhone版とAndroid版、両方で使えるiiideaの「今出たよ」を例に挙げたい。スマホが取得したGPS情報を読み込み、ユーザーがアプリから指定したエリア・範囲に出入りするとGmailアカウントから指定したアドレスにメールを送信できるというiiideaだ。
子どもに持たせたスマホにiiidea Playerアプリをインストールして、学校や塾を発った時に親のスマホにメールが送られるように設定すれば、ちょっとした見守り機能として役に立つ。