このページの本文へ

IoT入門に最適!シチズン開発者に聞いた「iiidea Player」アプリを上手に楽しむ方法

2021年03月09日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

左がスマートウォッチのEco-Drive Riiiverで使える「Riiiver」アプリ。ピースを組み合わせて作ったiiideaを、右のCITIZEN Eco-Drive Riiiverからダウンロードしてウォッチにインストールする

IoTに興味を持つ人がとにかく簡単に試せるアプリにした

 ユーザーが「Riiiver」アプリで作成したiiideaを、iiidea Playerアプリで使うことが今はまだできない。植村氏はその理由について「最初はアプリに触れた方が気軽にIoT的なサービスを『使ってみること』に慣れてもらうことを優先したから」だと説明している。さらにiiidea PlayerをApple Watchでも使えるアプリにするためには、極力要素を単純化する必要もあったという。

iiidea Playerのストア機能。それぞれのプラットフォームに最適化されたiiideaを検索、指定してダウンロードができる

 iOS版とAndroid版のiiidea Playerアプリを比べてみると、現状では使えるiiideaの数に違いがある。Android端末の場合、機種の違いを超えて互換性を確保しなければならないため、必然的にiiideaの数が絞られるのだ。植村氏はこれからもAndroid版アプリで使えるiiideaを積極的に増やしたいと意気込む。

 現在iiidea Playerアプリにはシチズンが内製したiiideaが公開されている。シチズンの問い合わせ窓口に寄せられたリクエストからiiideaが誕生したこともあるそうだ。iiidea Playerアプリを使いながら、気になることがあればシチズンにフィードバックしてみよう。欲しかったiiideaが形になるかもしれない。

Android版iiidea Playerの画面。操作感やディスプレーされる情報の内容はiOS版とほぼ変わらない

 植村氏はスマホのGPS情報を活用するiiideaのように、モバイルアプリであるiiidea PlayerならではのRiiiver体験があることも強調する。iPhone版とAndroid版、両方で使えるiiideaの「今出たよ」を例に挙げたい。スマホが取得したGPS情報を読み込み、ユーザーがアプリから指定したエリア・範囲に出入りするとGmailアカウントから指定したアドレスにメールを送信できるというiiideaだ。

iiidea Playerの「今出たよ」は最もIoT的な体験が楽しめるiiideaのひとつだ

 子どもに持たせたスマホにiiidea Playerアプリをインストールして、学校や塾を発った時に親のスマホにメールが送られるように設定すれば、ちょっとした見守り機能として役に立つ。

スマホのGPSでユーザーの位置情報を取得。特定のエリアから離れたときにGmailアプリから指定のアドレスに、指定の文言を送信できる

カテゴリートップへ