Slackは3月1日、同社ブログにて「Slack Spotlight Awards」を発表した。コロナ禍で働き方も大きく様変わりするなか、厳しい状況のなかでの創意工夫や、つながることで生まれた新たなアイデアを表彰する初めての試みという。
「従業員体験賞」としてはNikeが受賞。2020年頭にコロナ禍が広がり始めた際に多数のオフィスを閉鎖しつつ、Slackの活用を広げてチームのつながりを保ち、従来のスケジュールどおり「Air Jordan XI Jubilee」や「Air Jordan XI Adapt」といった数多くの新製品を積極的にリリースしたことが評価されている。
「新本社賞」には、T-Mobileが受賞。コロナ禍のなかでSlackを使って物理的なオフィスからリモートオフィスに移行し、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対応し、Sprintとの合併による新たな従業員のバーチャル研修を進行、コールセンターの1万2000人の従業員を2週間以内にすべて在宅勤務に切り替えたという。
国別部門として、パンデミックに対して企業と市民が金融支援を申請できる体制を整えた英国税金・支払い・関税局HM Revenue and Customs(イギリス公共部門賞)、ヨーロッパで急成長しているeコマース企業ABOUT YOU(ドイツ部門賞)などが選ばれている。日本からは、全社を挙げたDX化にSlackを活用してマンガ形式のガイドブックを用意したKADOKAWA Connected(日本部門賞)が受賞した。
このほか、フランスのオンライン小売企業Veepee(優秀自動化賞)、マシンデータを顧客に提供しやすい情報に変換するSplunk, Inc.(Slackでの優秀営業賞)、健康保険会社Oscar Health(優秀カスタマーサービス賞)や、Slack教育部門賞としてアリゾナ州立大学とN高等学校が受賞するなど、Slackを活用し組織変革を実現した多くの企業・組織を表彰している。