アドビは2月24日、日本ビジネスシステムズ(JBS)への電子署名システム「Adobe Sign」導入事例を公開した。
JBSは1990年創業、ITプロフェッショナルとしてコンサルティングから設計、構築、運用、活用までを一貫して提供するインテグレーターとして企業のDXを支援するしている。
JBSでは契約業務は長年、紙の契約書をベースとして行なわれてきており、業務システムを開発するという特徴もあって契約書は最大で数10ページにおよぶ。また、秘密保持契約(NDA)や反社会的勢力排除条項などが加わるため、その製本や捺印に必要な労力は決して小さくなかったという。
特別な依頼がない限り、紙の契約書を作成して押印した後に営業担当が持参、もしくはユーザーに郵送して契約手続きを進めていたが、コロナ禍でリモートワークが普及したことで接触機会の削減という観点からも契約業務を電子契約への移行を決断。Microsoft 365をはじめとするマイクロソフト製品との親和性が高く、Acrobat文書ファイルとのシームレスな連動が可能なAdobe Signを選択したという。
総務部法務への導入により、ペーパーレスによる業務の省力化とともに契約書発行から締結まで大幅な時間短縮。電子化による契約手続きの簡素化、社内契約合意などにはMegaサイン機能の活用を実現したという。