歌手上野優華が、5種類の「赤いイヤホン」を聴き比べ！

2021年02月20日 17時00分更新

文● 編集● 貝塚／ASCII　
機材協力● e☆イヤホン　企画協力● 松田信行

赤は、差し色で積極的に使いたい色

ーーけっこう、メーカーによって特徴が出ましたね。今回は新曲の「愛しい人、赤い糸」にちなんで、赤いイヤホンをテーマにしましたが、上野さんにとって、赤はどんな色ですか？

上野優華「赤は、私は小物で使うことが多い色なんですよ。ベルトとか、靴、ピアスとか。あとマニキュアとか。どこかに入っていることも多い色ですね。ピンクか赤かっていうと、ピンクのものは選ばなくて、赤が好きですね」

　ちょっと前から、メイクでも赤リップが流行っていたりしたので、赤いイヤホンはファッションに取り入れるのにも、すごくいいかもしれないですね。

ーー衣装とかでも、赤って定番色のひとつですね。

上野優華「そうなんですよ。私はどちらかというと、暖色系の方が合うと思っているので、赤系の衣装を着ることも多いですね。

　ふだんも、コーデの主役は、色にしたいと思っているんですよ。『今日は黄色にしたい』『今日は緑にしよう』って、差し色や全体の色をベースに、その日の服を選んでいたりしますね。あとは、人と被らないものが好きなので、『変な服を着たい』とはいつも思っています（笑）」

ーー3月17日リリースの「愛しい人、赤い糸」のジャケットも、赤いイヤホンが印象的に使われています。この曲は、どんな曲になりましたか？

上野優華「このジャケットは、打ち合わせの中で、曲のタイトルにもある『赤い糸』のイメージで撮りたいって早いうちに決まったような気がします。イヤホンを片方ずつしていて、その片方をイメージしているんです。

　イヤホンを片方ずつ聴くって、憧れのシチュエーションのひとつだと思うのですが、ワイヤレスでやってても意味がないと思って（笑）、あえて有線のイヤホン」

ーー確かに、ワイヤレスイヤホンで片方ずつは感じが出ないかも（笑）。ところで今回の曲は、川崎鷹也さんの作詞作曲ですね。

上野優華「聞く人によって、印象が変わってくるラブソングだと思います。恋が実っている描写はあまり出てこないんですよ。でも、人によってはたぶん幸せな状況に聞こえる。そういう未来も見えるように、含みを持たせて書いてくださった気がしています。

　デモでは、川崎鷹也さんのボーカルが入っていたんですね。川崎鷹也さんのボーカルはパワフルで、力強いので、それを上野優華が、自分の声で表現するにはどうしたらいいだろう、というところに時間を使いました」

ーーなるほど。

上野優華「デモで聞いた印象から、どう自分らしい表現に落とし込んでいくかの作業は、男性のアーティストさんに提供してもらう時は心がけることですね。曲の持つパワフルさを、私の持っている声で、どこまで柔らかく表現できるかを試していくというか。

　いまはコロナ禍ということもあって、切ない片想いをしている人も多いと思うんです。恋したい相手との未来を描こうと思ったときに、その人との運命を信じるのは難しいですよね。だから不安が出てくるけど、やっぱりこの人を好きでよかったと思える未来を見せてくれる。そんな曲になったと思います」

上野優華（うえの・ゆうか）

　2012年、ボーカルオーディションでグランプリを獲得。翌2013年、映画の主演・主題歌でデビュー。

　以降、コンスタントにリリース、LIVE活動を展開する一方、ドラマ・映画「トモダチゲーム」や「人狼ゲーム」などの人気作でメインキャストを務めるなど、歌手・女優の活動を中心に多方面で活動を続ける。また、2017年からはベトナムを中心としたアジア圏での活動も精力的に行っている。

　2018年にリリースした「好きな人」のMVがYouTubeで400万回再生に迫り、2020年にリリースした最新曲「あなたの彼女じゃないんだね」は公開3か月で100万回再生、1000件を超える若い世代からの書き込みが殺到。心に沁みる歌声から「いま、泣ける声」と称されている注目のシンガー。

New Digital Single「愛しい人、赤い糸」3月17日配信スタート！

　シンガー・上野優華（うえの・ゆうか）が、3月17日（水）にデジタルシングル「愛しい人、赤い糸」を配信リリースすることが、2月14日（日）に開催されたオンラインライブで発表された。

　この楽曲は、YouTubeの再生回数が2000万回を超え、Spotifyのバイラルチャート1位を獲得した「魔法の絨毯」が大バズり中のシンガーソングライター川崎鷹也が初めて楽曲提供したもので、人を愛する事の大切さと運命の赤い糸を信じる切ない恋模様を描いた珠玉の片思いソングに仕上がっている。

　YouTubeから火がつき話題となった「好きな人」（奥華子作詞作曲）、「あなたの彼女じゃないんだね」（wacci橋口洋平作詞作曲）など失恋・片思い系バラード曲に定評のある上野優華とは黄金のタッグと言える。

　また、川崎鷹也は代名詞ともいえるアコースティックギターと、コーラスでも参加。上野優華の楽曲に男性コーラスが入るのは今作が初となる。琴線に触れる歌声を持つ2人の美しいハーモニーは必聴だ。

上野優華さんに、川崎鷹也さんによるコメント

上野優華：「赤い糸繋がっているなんて信じられないでしょう？」結ばれている訳でも、この先どうなるか分からなくても、私にはあなたしかいないと思えるほど愛しく思える恋を私はまだ知りませんでした。

　川崎鷹也さんの描く物語は、儚くて弱くて柔らかい女の子の片想いと共に、誰かを愛する美しさと未来を信じることの大切さを伝えてくれていると感じました。これからこの曲が沢山の方に寄り添って、涙も笑顔も美しく輝かせてくれますように。

川崎鷹也：上野さんの歌声を初めて聴いた時、表現力の奥行きと力強さ、その中にある繊細さに感銘を受け『愛しい人、赤い糸』が出来上がりました。レコーディング時、自分の曲がどんな色になるのかすごく楽しみで、自身初の楽曲提供に、予想を遥かに上回る上野さんの歌声が乗り、楽曲に命が灯る瞬間に立ち会えて幸せでした。

上野優華 23rd Birthday & Debut 8th Anniversary LIVE
〜Smile & Song〜

日程：2021年7月11日（日）
会場：東京・大手町三井ホール
時間（2回公演）：15:15開場／16:00開演 18:45開場／19:30開演
料金：6800円（税込）
オフィシャル先行（抽選）：3月1日23:59まで
https://eplus.jp/yuuka-ueno0711-of/

^{※2月6日（日）に開催を予定していたライブの振替公演となります。}

■関連サイト