NECは2月2日、ビジネスPCの新製品を発表した。2月2日から順次受注を開始する。
新製品は、「出社と在宅勤務を併用したNew Nomalな働き方を支援するビジネス・教育向けパソコン」との位置づけで、以下に挙げる特長がポイントとなっている。
14型ノートPC、軽量モバイルPC、タブレットPCのラインアップ向けに新筺体を設計し、インテル第11世代CPUとWi-Fi6搭載モデルを追加。
また、従来から搭載されていたオンライン会議を支援する「ミーティング機能」に、パーソナルモード、マルチユーザーモードに加え、ヘッドフォンモードを追加。さらに複数の話者の音量レベルを均一にする「受話音量の均一化機能」を搭載。
さらに、自宅とオフィスなど複数拠点での活用を想定し、インターフェースにUSB Type-Cを搭載し、ケーブル1本で複数の周辺機器との接続や充電が可能に。
なかでも特に注目の3製品について見ていこう。
■「VersaPro タイプVM」
14型ディスプレーを搭載したA4ノートPC「VersaPro UltraLite タイプVM」では、インテル第11世代コアCPUを搭載し、高速無線LAN規格であるWi-Fi6に対応。さらに、従来よりも大容量のLバッテリーを選択可能になっているほか、強化されたミーティング機能、オプションでIRカメラと指紋センサも搭載可能になり、Windows Helloによる顔認証ログオンにも対応。オンラインミーティグでの聞き取り易さを重視し、スピーカー位置を変更され、ディスプレーオープン時にキーボード奥が持ち上がるチルトアップ機構により、手首の負担を軽減する設計変更が加えられている。
最小構成時の希望小売価格は20万6500円から。
■「VersaPro UltraLite タイプVC」
12.5型のコンパクトモバイルノートPCの「VersaPro UltraLite タイプVC」でも、インテルの第11世代コアCPUを採用し、さらにCore i7モデルとCore i5モデルでは、インテルIris Xeグラフィックスが搭載され、グラフィック性能もアップ。メモリーもDDR3からDDR4Xへと変更。Wi-Fi6対応やUSB Type-Cインターフェースの搭載、ミーティング機能といった点が強化されている。
最小構成時の希望小売価格は24万2000円から。
■「VersaPro タイプVS」
2in1タブレットPCである「VersaPro タイプVS」は、前モデルの12.5型(16:9)から12.3型(3:2)へとディスプレーサイズが変更になり、筺体サイズも小さくなった。そのほかの主な変更点は、第11世代コアCPUの搭載、Wi-Fi6対応、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cを採用するほか、イン側のカメラがIRカメラに変更されている。
最小構成時の希望小売価格は17万8500円からとなっている。
このほか、デスクトップ機のMateシリーズを含む全18タイプ58モデルすべてのラインアップで、「Windows 10 October 2020 Update(20H2)」が採用されている。
VersaProシリーズ、Mateシリーズ共に、2月2日より受注開始し、タイプVSとタイプVCを除くVersaProシリーズ並びにMateシリーズは2月8日より出荷開始。タイプVSは2月18日より、タイプVCは3月上旬よりそれぞれ出荷開始する。