GeForce RTX 3080搭載のGIGABYTE eGPU BOXでゲーミングPCに大変身
デスクトップPCに接続して最大パフォーマンスをチェック
続いてはThunderbolt 3搭載マザーボードや、8コア/16スレッドCPUの「Core i9-9900」などで組んだデスクトップPCに「GV-N3080IXEB-10GD」を接続。なるべくボトルネックを排した環境で、そのゲーミングパフォーマンスをチェックしてみた。
| テスト環境 | |
|---|---|
| CPU | Intel「Core i9-9900」 （8コア/16スレッド、3.1～5GHz） |
| マザーボード | GIGABYTE「Z390 DESIGNARE」 （Intel Z390、ATX） |
| メモリー | Corsair「CMK32GX4M2A2666C16」 （DDR4-2666、16GB×2枚） |
| ビデオカード | GIGABYTE「AORUS RTX 3080 GAMING BOX（GV-N3080IXEB-10GD）」 （GeForce RTX 3080、GDDR6X 10GB） |
| SSD | Western Digital「WD Black SN750 NVMe SSD 1TB」 （NVMe M.2） |
| 電源ユニット | Seasonic「SSR-750TR」 （80PLUS Titanium、750W） |
| OS | Microsoft「Windows 10 HOME 64bit版」 |
「HWiNFO64」システム情報
「フォートナイト」、「ファイナルファンタジーXIV」、「モンスターハンターワールド：アイスボーン」、「デス・ストランディング」、「サイバーパンク2077」の5つのゲームタイトルを使用している。
フレームレートはゲーム内の一定ルートを120秒間移動した際を「CapFrameX」で記録し、平均と最小1％（パーセンタイル点）を抽出している。
まずはライト級ゲームの「フォートナイト」を試すと、解像度1920×1080ドットと2560×1440ドットでは144Hz駆動のゲーミング液晶と組み合わせてプレイできる平均フレームレートになっている。また、4K解像度でも60fpsオーバーを維持している。
「フォートナイト」のフレームレート
続いてはミドル～ベビー級ゲームタイトルとなるMMORPGの金字塔「ファイナルファンタジーXIV」と「モンスターハンターワールド：アイスボーン」、重厚なストーリーを楽しめる「デス・ストランディング」でパフォーマンスをチェックしていこう。
「ファイナルファンタジーXIV」では、4K解像度を含め、余裕のフレームレートになっている。4K解像度はさすがに設定変更が必要になるが、100fpsを余裕で超えている1920×1080ドットと2560×1440ドットでは、エフェクトが飛び交い、GPU負荷が増加する大規模レイド戦も60fpsを維持してプレイできるだろう。
「ファイナルファンタジーXIV」のフレームレート
よりGPU負荷の高い「モンスターハンターワールド：アイスボーン」も、1920×1080ドットと2560×1440ドットで60fpsを超えているので安心だ。
「モンスターハンターワールド：アイスボーン」のフレームレート
「デス・ストランディング」も傾向は同じで、平均フレームレートは60fpsを超えているが、最小1％（パーセンタイル点）はいずれの解像度でも50fps台になっている。
「デス・ストランディング」のフレームレート
PCIeインターフェースが帯域幅16GB/s（転送速度128Gbps）のPCIe3.0×16から、4GB/s（転送速度32Gbps）になるPCIe3.0×4になってしまうのが影響していると思われる。ゲームにもよるが、この辺はやむを得ないところだ。
DXR対応ゲーム「サイバーパンク2077」を試す
最後は、レイトレーシング（DXR）にも対応する「サイバーパンク2077」で試していこう。GPU負荷が高いレイトレーシングの反射表現を有効にしなくとも、十分「ナイトシティ」を満喫できるが、DXR無効時の最高画質設定になる「ウルトラ」でのプレイは目指したい。
ここでは解像度を1920×1080ドットに固定。画質設定は「ウルトラ」、「ウルトラ」＋「DLSS：バランス」、ウルトラ画質設定に、反射表現以外のレイトレーシング設定が「中」になり、DLSSが有効（自動）になる「レイトレーシング：中」、すべての設定が最高品質になる「レイトレーシング：ウルトラ」でフレームレートを計測した。なお、計測は多数の通行人や車が行き交うGPU負荷の高いシーンで計測している。
「サイバーパンク2077」のフレームレート
帯域幅の関係でデータ転送速度が間に合っていないのか、レイトレーシング無効時の最高画質品質となる「ウルトラ」でも、最小1％（パーセンタイル点）は60fpsを大きく下回っている。DLSSを「バランス」にすることで、平均フレームレートは余裕のある77.9fpsまで伸びるが、最小1％（パーセンタイル点）は、わずかに60fpsを切っている。当然、レイトレーシング有効時は、平均フレームレートでも51.8fpsと、60fpsを切っている。
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