薄くて軽いのに「Ryzen 4000シリーズ」搭載でクリエイティブ作業も結構快適
エレガントでカッコイイ筐体にRyzen搭載、約20.4時間の長時間駆動バッテリーも魅力の14型ノートPC<Yoga Slim 750>
薄型軽量かつ洗練されたデザインで人気を集める、レノボの<Yoga Slim>シリーズ。そのラインナップの中でも、バランスのとれた性能とエレガントなボディカラーで注目を集めているのが<Yoga Slim 750>だ。バッテリー性能も高く、公称値で約20.4時間という驚異的な駆動時間を実現している。今回その実機を試すことができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを紹介していこう。
極細ベゼルで大きめなディスプレーとコンパクトさを両立
レノボ・ジャパンの<Yoga Slim>シリーズは、その名のとおり薄型で洗練されたデザインが特徴的なノートパソコンだ。ラインアップの中には、金属だけでなくファブリックやカーボン、本革などを使用したモデルも用意されており、“モノ”に強いコダワリを持つユーザーを中心に、幅広い層から支持を集めている。
<Yoga Slim 750>は、その中では比較的オーソドックスな製品で、本体にはメタル素材が採用されている。ボディカラーは「オーキッド」と呼ばれる赤みを帯びた独特な紫だが、深みのある上品な色なので、シーンを選ばず使用できそうだ。
本体は狭額縁デザインを採用したことで、14型ディスプレーを搭載しながら比較的コンパクトに仕上がっており、およそ幅320.6×奥行き208.2×高さ15.1mmと、一般的な13.3型ノートパソコン並みのサイズになっている。重さも約1.36kgと軽く、室内で場所を変えて作業したいときや、外出先で作業したいときも、気軽に持ち運んで使用可能だ。
sRGB比100%の高画質ディスプレーを搭載
ディスプレーのサイズは14型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっている。IPS方式のパネルを採用しているため視野角が広く、斜めから見ても色や輝度の変化が少ないのは好印象。ディスプレーは180度まで開くことができるが、その状態でも表示が見やすく、打ち合わせなどで相手に画面を見せながら話を進める際などにとても便利だ。
色再現性もよく、コンピュータの標準的な色域であるsRGBを100%カバーしている。またキーボードのサイドに立体的な音響を再現するDolby Atmos対応の高音質ステレオスピーカーも搭載。動画配信サービスを楽しむ際はもちろんだが、映像編集のようなクリエイティブな作業やオンライン会議などにも役立ちそうだ。
ディスプレーの上部にはWindows Helloの顔認証に使えるIRカメラと、720pの動画撮影ができるウェブカメラが内蔵されている。カメラには「プライバシー・モード」を搭載しており、プリインストールされているシステムユーティリティー「Lenovo Vantage」で設定を有効にしておくと、常時カメラ機能をオフにできる。また、カメラ使用時に自分の背景だけをぼかしたり、イラストチックにしたりすることも可能。オンライン会議などで自分の部屋の様子を相手に見せたくない場合に重宝する。
このほかにも、顔認証センサーを活用した便利な機能が複数搭載されている。たとえば「タッチレスログイン」。これは、ディスプレーを開いた際に顔認証でロック解除し、自動ログインできる機能。また、画面を表示したまま離席したときにユーザーの不在を自動認識してパソコンをロックしてくれる「オートロック」機能や、ビデオ再生中に離席した場合にビデオを一時停止して席に戻ったとき再生を再開してくれる「インテリジェント・メディア」機能なども用意されている。テレワークではさまざまな理由で作業を中断することがあるので、こうした使い勝手や生産性を向上してくれる機能が用意されているのは高く評価できる。
タイピングしやすいキーボードと充実したインターフェース
キーボードは、下部がカーブしたレノボ特有のキートップを採用しており、目的のキーを押さえやすいのが特徴。キーピッチは実測で約19mmあり、キーストロークも十分あるので、かなりタイピングしやすい。打鍵音も静かなほうで、長時間使用時も快適に文章を入力できた。ちなみにキーボードにはバックライトも内蔵されており、暗所でキーの識別がしやすいのもうれしいポイントだ。
タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプ。操作スペースが広くとられていることもあって、スクロールやピンチなどのジェスチャーがしやすいのは好印象だ。
インターフェースは、本体左側面にUSB 3.1 Type-C、USB 2.0 Type-C、HDMI出力、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、本体右側面にUSB 3.0×2、microSDメディアカードリーダーを配置している。そのうち左側面の2基のUSB Type-Cポートは、いずれもPower Delivery対応で、USB 3.1の方はDisplay出力機能も搭載する。最近の薄型ノートとしてはインターフェースがかなり充実しているほうで、別途変換アダプターを用意しなくてもさまざまな周辺機器をつないで使用できるのは評価できる部分だ。
通信機能は、高速で遅延が少ない次世代無線LAN規格のWi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)を搭載する。また、Bluetooth 5.0にも対応しており、ワイヤレスマウスやワイヤレスイヤフォンなどを使う際、便利に活用することができる。
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