パナソニックは1月11~14日(米国東海岸時間)に開催される「CES 2021」に合わせて、有機ELテレビのフラッグシップモデル「JZ2000」を発表した。
サイズは65型と55型を展開。高画質のコンテンツ試聴のほか、低遅延技術をサポートするなどゲーム向けの機能を搭載する。
本製品は、再生中のコンテンツを自動的に識別して最適化する「HCX Pro AIプロセッサー」を備える。毎秒画像を分析し、再生中のコンテンツをリアルタイムで識別。画像と音質を自動的に最適化するために、過去に視聴したコンテンツを学習し、ライブラリーと比較する。
たとえば、サッカーを見ていることを検出すると、画質を調整してフィールドの草やプレーヤーをよりリアルに表示するほか、サウンドをスタジアムで観戦しているように調整するという。また、テレビがユーザーが映画を見ていることを検出すると最適な色で表示し、同社がハリウッドとのコラボで培った専門知識に基づいて画質を調整する。
Dolby Vision IQ、Dolby Vision、フィルムメーカーモード、HLGフォトなどの幅広いHDRフォーマットに対応。特にフィルムメーカーモードでは、同社独自の「インテリジェントセンシング」を追加し、周囲の光のレベルに基づいて画像を動的に調整する。HDRコンテンツを部屋の照明に合わせて補正する「HDR10+アダプティブ」もサポートする。
その他、同社のスマートTV OS「MY HOME SCREEN 6.0」の最新バージョンを搭載。リラクゼーション映像を表示する「MyScenery」や、2つの別々のBluetoothデバイスに同時に音声を送信するデュアルBluetooth接続などの新機能を利用できる。
さらに、ゲーム時の遅延を大幅に削減する「ゲームモードエクストリーム」機能を備える。HDMI 2.1可変リフレッシュレート(VRR)および高フレームレート(HFR)をサポートするほか、ゲーム専用の画像モード(ゲームモード)を搭載。HDMI信号パワーリンクをサポートし、古いセットトップボックスやPCなどのCECでサポートされていないデバイスで使いやすさが向上するという。
サウンド面では、Technicsのエンジニアのサポートを受けて開発したトータルサウンドシステム「TunedbyTechnics」を搭載。従来の上向きスピーカーに加えて、新たに側面スピーカーを組み合わせた「360度SoundscapePro」を採用し、ドルビーアトモスの没入型オーディオ体験を提供するという。
この連載の記事
-
第34回
自動車
車内に置いたコップから水がこぼれない! アイシンが新技術「PARS」を発表 -
第33回
自動車
自動運転のレースカーが最高速度320kmでレースをする世界がすぐそこに! -
第32回
デジタル
日本HP、CES 2021出展の5G対応2 in 1ノートPCを2月下旬発売へ -
第31回
デジタル
ASUSがCES2021にて2画面ノートPCなど新型モバイル製品を発表 -
第30回
デジタル
MSI、300Hz駆動パネル搭載した15.6型ゲーミングノートPC「GS66 Stealth」を発表 -
第28回
スタートアップ
モフモフのペットロボット「MOFLIN」(もふりん)、CES 2021でBest of Innovation Award賞を受賞 -
第27回
トピックス
HyperX、CES 2021にてゲームミングデバイスを発表 -
第26回
デジタル
フォッシル初のLTE対応スマートウォッチは「挑戦を経て完成」、スカーゲン「HYBRID HR」などCES発表の新作動向を解説 -
第25回
デジタル
Razerが電動「スマートマスク」を公開 = モーターで自動換気に拡声装置も内蔵 -
第24回
デジタル
ASUSがROGの新製品を発表 = 専用GPUユニット付属のモバイルノートも登場 -
第23回
デジタル
レノボ、世界最軽量の15型ゲーミングノートPCうたう「Lenovo Legion Slim 7」を発表 - この連載の一覧へ