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独自CPU「M1」で処理性能&バッテリー駆動時間が大幅向上 新Mac特集 第17回

アップル「M1版」MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniのパフォーマンスを実アプリベンチでチェック

2021年01月02日 10時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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JavaScriptの速度をテストするJetStream2のページ

Safari上でのJavaScriptの実行速度テスト

 多くのユーザーにとって、Mac上でもっとも利用頻度、時間の長いアプリは、ウェブブラウザーだろう。Mac上で動作するウェブブラウザーには、少なくとも片手では数え切れないほどの種類があるが、今回は純正のSafariに絞ってテストすることにした。目的は、最速のブラウザーを探すことではなく、M1搭載Macの性能を評価することだからだ。

 言うまでもなく、最近のウェブサイトではJavaScriptが重要な役割を果たしている。サイトがアプリのように動くロジックを記述したり、複雑なグラフィック効果を実現しているのもJavaScriptの働きによる。そこで、ブラウザーのJavaScriptの動作速度を評価するページを掲載しているBrowserBenchのサイトにある、JetStream2のページを利用してテストし、評価することにした。

 このテスト内容は、Geekbenchにも似たような小さなプログラムの集まりだが、すべてJavaScriptで書かれていて、ブラウザーの中で動作しているという点が異なる。ページには、テスト結果のスコアが表示される。

 これ以降、すべてのテストでは、テスト結果の数字に加えて、インテルCPU搭載のMacBook Airの速度を1.0としたときの、各マシンの速度の倍率も示している。もちろん倍率の数字が大きいほど速いということになる。また、このテストに限っては、iPad Proの12.9インチモデルの結果も示す。

 このテスト結果では、Airを1.0とすると、M1搭載Macは、1.7〜1.8の倍率となった。2倍まではいかないが、かなりの速度向上が見て取れる。また、A12Z Bionic搭載のiPad Proも、ほぼ同時期に出たMacBook Airの1.3倍となっていて、Apple Siliconのポテンシャルが暗示されていたことがわかる。

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