ヒートウェア メンズインナーベスト HW-01M
アイリスオーヤマ
発売中
実売価格 1万4080円
https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=SHOSAI&SID=G517510F
3歳児と0歳児の保護者をしてます盛田 諒ですこんにちは。子どもは風の子大人は火の子、冬のさなかに公園の遊具で遊ぶ子を見守る保護者には暖気が必要です。ユニクロのヒートテックや厚手のダウンもいいですが、最近の注目は電気ベスト。薄手のダウンジャケットにUSB給電のヒーターを入れた冬物のミドルウェアで、もとは現場作業やバイク乗りが寒さをしのぐために使っていました。しかし昨今、ママたちの人気が高まったことで各社が参入、ついに我らがアイリスオーヤマまで名乗りをあげたというもの。「着るコタツ」とも言われる電気ベスト、実際に試したところ30秒でポカポカあたたまり、10分後には手放せなくなりました。
●見た目は普通、ポケットにはUSB
アイリスオーヤマの「ヒートウェア」シリーズはヒーターを内蔵したベスト。カーボンナノチューブヒーターという薄手のシート状ヒーターを使っていることで普通のベストのように着られることが特徴です。実際袖を通したときもどこにヒーターがあるのかわからないレベル。ふんわり軽く、中綿入りのダウンベストになっていて、ヒーターをつけなくてもインナーベストとして着られます。薄手なので上からジャケットを羽織っても形がくずれることはありません。左右のポケットは深めで、スマホやサイフをすっぽり入れて持ち歩けます。
電源はUSB給電。バッテリーは付属しないため、市販のモバイルバッテリーを使います(5V/2A以上)。ポケットからニョロンと出ているUSB type-Aケーブルにモバイルバッテリーをつなぎ、専用のバッテリーポケットに入れたら準備完了。腰についたコントローラーボタンが赤く点灯し、あたたまりはじめます。温度は4段階に調節可能(赤→紫→緑→白)。稼働時間は10000mAhのモバイルバッテリーを使った場合、約4〜12時間です。汚れたときはケーブルとプラグをバッテリーポケットに入れれば手洗い可能。ヒーターを外す必要はありません。
ボタンを押すと、約30秒であたたまり、約1分でポカポカになりました。ヒーターは左右の胸から肩にかけて1つずつ、背中の肩甲骨あたりに1つで合計3つ。背中にカイロを貼り、首元に電気ショールを巻いたようにあたたかく快適です。個人的には腰周りにもヒーターをつけてほしかったのですが、首から肩にかけてがあたたかいと肩が軽くなった気もしてありがたいです。
試しに肌着→長袖→ヒートウェア→マウンテンパーカーの4枚で気温8℃の公園を散歩してみたところ、常に上半身がポカポカとあたたかく快適でした。腰から下は順調に冷えてきて電気ズボンが欲しくなってしまいましたが、これなら凍えることなく子どもの代わりにゴーカートの列に並んでいられそうです。
●やや高いがおしゃれで暖かい
アイリスオーヤマのヒートウェアは、ボタンを押せばすぐにあたたかくなり、軽くて薄手で使いやすいものでした。ダウンが熱を閉じこめてくれるので全身がポカポカとあたたまります。電池がなくてもそのまま暖かく着られるところもいいですね。Vネックなので様々な服装に合わせやすいですが、首元はやや冷えやすいところも。アウトドアレジャーなど、使い途によっては首元までしっかり覆う「アウトドアベスト」というモデルも選択肢になるかもしれません。
ただしワークマン、山善、マキタなど先行するメーカーに比べると価格は高め。別売でバッテリーを買うことも考えるとさらにハードルは上がります。見た目に安っぽさがなく、普段着に合わせて使いやすいことに注力されているようなので、ウェアというよりファッションアイテムとしての値つけなのかなとも感じました。具体的に言えば無印あたりのダウンベストによく似ておりまして、冬のおしゃれさんに向けて作られた電気ベストと言えるかもしれません。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。3歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。
人気の記事:
「谷川俊太郎さん オタクな素顔」「爆売れ高級トースターで“アップルの呪縛”解けた」「常識破りの成功 映画館に革命を」「小さな胸、折れない心 feastハヤカワ五味」
アスキーキッズメルマガ 毎週土曜に配信中
アスキーキッズは毎週土曜、一週間ぶんの記事をまとめて読めるメールマガジンを配信中。人気連載「ほぼほぼ育児」をはじめ、ニュース、イベント、プログラミング教育入門、みんなの子育て体験談など、子育ての参考になる情報満載です。ご登録はこちらから。