仕事に切り替わるスイッチになるPCを
もちろん軽量化だけを追求したわけではない。
「スーツを着ているときは、仕事をするスイッチが入る。これは、大切なことであり、パソコンも同じである」と、齋藤社長が語るように、空気のような存在であるとともに、仕事をするスイッチを入れる役割も果たさなくてはならない。
そこにもこだわりをみせている。
「LIFEBOOK UH-X/E3では、打ちやすいキーホード、見やすいディスプレイ、マイクやスピーカーにも配慮したものづくりに取り組んだ。また、人とのインターフェースにこだわり、これを統合し、高い次元でバランスよく実現し、そして、それらの機能を、見ているだけでも気持ちよくなるデザインで表現した」とする。
電源ボタンにWindows Hello対応の指紋センサーを内蔵し、マスクをしたままワンタッチでサインインできたり、テレワーク利用が増えるなかで、Webカメラには物理的にカメラを塞ぐプライバシーシャッターを搭載するといった新たな利用環境にも配慮している。有線LANポートなどの数々のインターフェースの搭載も、軽量化を追求するなかでも譲らなかったこだわりだ。
そして、堅牢性にもこだわった。
「どんなところでもパソコンの威力を発揮しないといけない。いざ、使おうとしたときに使えないとしゃれにならない。どこでも、いつでも使えて、創造性を生むことができる」と語る。
このように、LIFEBOOK UH-X/E3は、単に世界最軽量を目指しただけではないという姿勢で作られたパソコンである。
「使っているときも、お客様の創造性を妨害しないように、快適な使い勝手を提供しなくてはならない。そのために、軽いだけではない、使いやすさにこだわったパソコンづくりを最優先した。まさにニューノーマライフとともに進化したパソコンである。このパソコンには自信がある」と語る。
そして、「これからも、世界最軽量の座は決して渡さない」とも宣言する。 「いつでも最大の成果を目指すあなたに。新たな潜在能力を引き出す、世界一軽いNew Normal PCと。」
これが、今回のLIFEBOOK UH-X/E3のコミユニケーションメッセージだ。
LIFEBOOK UH-X/E3の魅力は、世界最軽量だけではないといえそうだ。
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