発表会見では、LIFEBOOK UH-X/E3をはじめとして、7シリーズ17機種の新製品を発表してみせた。
そこで、以下のようなメッセージを使った。
「当たり前が変わる。生き方は増えている。距離や時間は、もう人をしばらない。そのときパソコンは暮らしの中心になる。
だからこれからはどう生きるか、でパソコンを選ぶ。
スペックだけで相棒は見つからない。
画一的なマシンじゃ、きっと未来は輝かない。
思い描く暮らしにあわせて、その1台を選ぶ時代へ。
人を思い続けるFMVは、少し先のあなたを見つめてつくる。
変化する一人一人に寄り添うパソコンを。次のあなたにフィットする、心地よい翼がそこにある。
さあ、新しい自分になるなら、いまだ。」
ここからも、新たな時代におけるパソコンづくりと、新たな時代にあわせたパソコンの選択肢を提案していることが感じ取れる。
New Normal PC
世界最軽量のLIFEBOOK UH-X/E3は、New Normal PCのひとつだ。
「在宅勤務やリモートワークが増えるなかで、求められているパソコンは、ひとことでいえば、場所を選ばない、持ち歩くオフィスを実現するものである。そのためには、基本性能であるキーボード、ディスプレイの性能だけでなく、最軽量を探求しないといけない。調査によると、自分の潜在能力を高めてくれるパソコンがほしいという人は48.3%に達している。これは変化をチャンスに変えたいと思っている、ポジティブな思考を持っている人が多いと言うことである。新しい自分になりたい、これを機に変わっていきたい、こうした進化を求める人に向き合い、人が求める進化への想いを形にしたのが、世界最軽量のLIFEBOOK UH-X/E3である。人の進化に寄り添うパソコンであり、人の潜在能力を120%引き出せる」とする。
齋藤社長は、自ら着ていたジャケットを手に取りながら、「このジャケットの重さは640gぐらいである。空気のような軽い着心地は、着ている人の邪魔はしない。そして、軽量であることは、人の気持ちを高める。ストレスを感じさせない、空気のような存在。これが、私たちが作るパソコンの目標である」とする。
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