重量級ゲームを最高画質でプレイできるGIGABYTEのGeForce RTX 3060 Ti
Cyberpunk 2077はウルトラ設定+レイトレーシングでも
フレームレート60fps前後を叩き出せる
では、GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8Gの性能を見ていこう。GeForce RTX 3060 Tiに関する主だったベンチマークは、KTU氏の記事を見てもらうとして、ここでは実ゲームでのフレームレートを見ていく。
おさらいしておくと、GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8Gのクロックは1770Hz。リファレンスは1665MHzとなっており、その分重いゲームにも強く、フルHD環境であれば最高画質設定にしても60fpsキープがやりやすい。またWQHD(2560×1440ドット)でもブラーやシャドウの設定を変更することで、60fpsキープを狙いやすい。
チェックにはCyberpunk 2077でのフレームレート、Horizon Zero DawnとASSASSINS CREED VALHALLAのベンチマークモードを使用した。ドライバーは460.79(GRD)。またアップグレードを検討する読者も多いハズなので、今回はGeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8Gに加えてGeForce RTX 2060 GAMING OC 6GとGeForce GTX 1660 SUPER GAMING 6Gでも同様のチェックを実施した。
テスト環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 9 3900X」(3.8~4.6GHz) |
マザーボード | AMD X570チップセット搭載マザーボード |
メモリー | DDR4 3200 8GB×2 |
ビデオカード | GIGABYTE「GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8G」 GIGABYTE「GeForce RTX 2060 GAMING OC 6G」 GIGABYTE「GeForce GTX 1660 SUPER GAMING 6G」 |
SSD | 1TB Gen4 NVMe SSD |
電源ユニット | 80PLUS GOLD 750W |
OS | Windwos 10 Home(64bit) |
グラフィックドライバー | GeForce Game Ready Driver 460.79 |
Cyberpunk 2077から見ていこう。リトルチャイナの雑居ビル内を奥まで進んで戻ってくるまでのフレームレートを計測した。表示されるキャラクターの数も多いほか、レイトレーシングもわかりやすい。設定はレイトレーシング:ウルトラ、DLSS:自動、解像度1920×1080/フルスクリーン。
GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8Gは、60fps前後に着地するほか温度傾向も70度前後を維持するため、フルHD~WQHD環境でのゲーム用としてとてもいいバランスだ。
また意外とがんばっているのがGeForce RTX 2060 GAMING OC 6G。レイトレーシング関連の設定を下げるだけでもフレームレートの乱高下は大きく減る。そのため、GeForce RTX 2060からの買い替えは今後のゲーム環境プラン次第になるだろうか。
性能差を見ると、GeForce GTX 1660 SUPERからのアップグレードとして、GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8Gはちょうどいいといえる。
GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8Gの場合、フルHDとWQHDでも最高設定に近いグラフィックスで遊べる。またレイトレーシングとDLSSをオフにした状態でも計測しているが、これも60fps基準であれば問題ナシだ。
Cyberpunk 2077はレイトレーシングが前提すぎるタイトルであり、雰囲気重点の場合はとくに重視したい要素になる。フレームレートは60fpsあればよく、どちらかといえば、「チラっと写り込む要素が大事! 微妙な光りの広がりが大事!」というならば、GeForce RTX 3060 Ti GAMING OC PRO 8Gが入口だ。