「20GBなんて多すぎる」というユーザーには
そもそもahamoは不適かもしれない
そして、そもそもの問題だが、20GBも要らないという人にとって、ahamoは高くつく可能性がある。消費者庁は過大な容量のプランに加入しないよう注意喚起をしており、そのなかで20GBを使う人は全体の10%程度としている。つまり、ahamoは9割程度の人にとって、過大なプランだという可能性がある。
ahamoは月20GBで月2980円、さらに通話定額も付いてくるという内容に対して、割安であることに違いはない。しかし、通信量が月3GBで十分で、電話もほんどしない人にとってはMVNOの格安SIMならば、月1600円程度に収まるわけでさらに安価な選択肢もあるわけだ。
たとえば前述のOCN モバイル ONEの場合、月1GBのデータ通信でもいいなら、音声通話対応のSIMで月1180円とかなり節約できる。
MVNOの品質が心配な人も、ドコモのネットワークを使うMVNOなら、少なくともエリアについては同等。サービスによっては混雑時間帯にデータ通信が多少遅くなる傾向はあるものの、まったく使えないということはない。
来春にはもっといい選択肢がある可能性もあるので
それも含めて、来年3月の時点で考えたい
このほかにも、すでに日本通信が“ドコモへの対抗プラン”と称する新プランを開始している。通信量が月16GBで、さらに月70分までの通話分が付いて月1980円。しかも、ahamoの開始タイミングで月20GBへの通信量アップも予定している。
他の事業者も追随するかどうかはわからないが、なんらかの動きはあるはず。ahamoが突然登場したため、auのように従来の延長線上のバンドルプランを予定どおりに発表してしまい、悪印象を持たれてしまったケースもあるが、実際には対抗プランの登場はこれからだろう。
ahamoより好条件のプランが登場する可能性はあるほか、対抗プランは後出しのほうが条件が有利なことが常。ahamo開始まで何もせずに待つよりは、キャリアに縛られない使い方にシフトするため、まずはサブブランドやMVNOの格安SIMに乗り換えることも考えてはどうだろうか。
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