アドビは12月10日、企業に勤めるビジネスパーソン500名を対象とした社内ルールや商習慣に関する実態調査を実施。調査結果を発表した。
普段PCを使って仕事をしている全国のビジネスパーソン、男女計500名を対象としたインターネット調査。新型コロナウイルス感染拡大防止をきっかけに新たな働き方が広がり、業務のデジタル化が進む一方で、ビジネスパーソンの多くが、非効率的なビジネスの慣習が未だに多く残っていると感じている実態が明らかになったという。
ビジネスパーソンの80.6%が社内に非効率な商習慣が存在すると回答しており、社内で無駄だと思う商習慣として最多なのは「書類への押印、捺印」(58.1%)。
また、パスワード付き添付ファイルは82%が受信経験あり、送付した経験も56.6%あるという。パスワード付き添付ファイルを送る理由の最多は「会社の規則やルールで指定されているから」(56.2%)。
社内の無駄な商習慣をなくすために必要だと思うこととして最多は「経営陣の意識改革」(47%)となっている。
アドビでは、契約書や個人情報が記載された機密性を要する文書の情報共有にはクラウドストレージや電子サインの利用に加え、電子契約サービスの利用が有効であることを引き続き啓蒙する必要があるとしている。