独自CPU「M1」で処理性能&バッテリー駆動時間が大幅向上 新Mac特集 第16回
さすがの低消費電力を達成したM1ノートブック
【バッテリーテスト結果発表】アップル「M1」MacBookは掟破りのバッテリー寿命と言わざるをえない!
2020年11月28日 12時00分更新
テストでは、バッテリーを100%になるまで充電してから、バッテリー切れでMac自体の機能が停止してしまうまでの連続再生時間を計測した。テストに供した機種は、今年春に発売されたインテルCPU搭載のMacBook Air、M1プロセッサー搭載のMacBook Air、M1プロセッサー搭載のMacBook Proの3つ。結果はずばり以下の通りとなった。
・MacBook Air インテルCPU搭載:8時間12分
・MacBook Air M1:19時間40分
・MacBook Pro M1:21時間37分
インテルCPU搭載MacBook Airについては発売から半年以上が経過しているので、バッテリーが多少劣化している可能性はある。コンディションとしては日常的に業務で使用していたわけではなく、発売当初にレビュー記事を執筆するにあたりベンチマークテストなどを実施したり、Big Surのパブリックベータ版がアップデートされるたびにインストールしてフォローしていた程度である。
それをふまえても、フルHDビデオのWi-Fiストリーミング再生で、M1搭載モデルはインテルCPU搭載モデルの軽く2倍以上のバッテリー持続時間を示した。しかもアップルのいうApple TVの連続再生時間よりも長い。
いずれにしても、従来であれば、かなり消費電力が大きいと考えられてきたフルHDのストリーミングビデオの連続再生で、1回の充電で20時間前後も連続再生できるのは画期的としか言いようがない。これまでのノートブックの常識を覆す、ある意味掟破りとも言える長さだろう。

この連載の記事
- 第21回 【M1搭載Mac miniレビュー】小型デスクトップの新パフォーマンススタンダード
- 第20回 8GB/16GB、どっちを選ぶ? M1搭載MacBook Proのメモリーの違いによるベンチ結果
- 第19回 プロユーザーのためのM1エントリーマシン「M1搭載MacBook Pro」レビュー
- 第18回 安心して使える相棒的なマシン「M1版MacBook Air」レビュー
- 第17回 アップル「M1版」MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniのパフォーマンスを実アプリベンチでチェック
- 第15回 Apple Silicon版Chromeが配布開始 Googleマップで明確に体感できる性能差
- 第14回 【アップル独自M1搭載Mac 3モデルレビュー】1コアあたりのベンチ結果は世界トップクラス
- 第13回 【M1版MacBook Proレビュー】率直に驚いたパフォーマンスと完成度
- 第12回 11になったmacOS! 「macOS Big Sur」の配信が開始
- 第11回 アップルのチャレンジは10年先の各社DXの目指すところを示す
- この連載の一覧へ