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美環のバイクレビュー その1

バイク女子・美環、Ninja ZX-25Rに乗って忍者の修行をしにいく

2020年11月23日 15時00分更新

文● 美環(@puritendon) 編集●ASCII

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視認性のいいメーター周りやハンドル周り

速度や回転数、ギア数などとっても見やすいメーターでした。250㏄クラスですが、モードも切り替えることができましたッ!

250㏄のバイクで、ハザードが付いているのはとってもうれしかったです。普段乗っている「CBR250R」には付いていないので停車する時にはここぞとばかりに使いました(笑)

男カワサキな取り回し!

 女の私には前輪部分が重く感じました……。たぶん、エンジンが4気筒ということで重いのでしょうけど、休憩を終えて走り出す準備で、フルでハンドルを切った状態からまっすぐにするときに重さでタイヤの食い込みがすごいなと感じることはあったかも!

 ほかの250㏄クラスのバイクと比べても重いと感じたので、コンビニなどに停めるときに傾斜とか、切り返しやすい場所なのかは意識して停めました。駐車する場所を選ばなければいけないのは、どのバイクでもあんまり変わらないかもしれませんが。

マフラーは結構ばくおん!

こんな感じのショートのマフラーです! ショートマフラーのバイクに初めてしっかり乗ったのですが、かっこいいですね♪

 やっぱり回転数を上げないと走れないバイクだからですかね。音はもちろん爆音です!(笑) JMCAの承認が通った後付けマフラーの登場に期待が高まりますなぁ!

ここぞとばかりにJMCAのポスターの宣伝ですっ

 都会や住宅街を走るのはちょっと威圧感が出てしまうかもですが、田んぼや民家があまりない田舎道を走るのには気を遣わずにサウンドを楽しみながら走れました!

6速のシフトペダル

このシフトペダル、引っかかる感じもなくとっても上げ下げしやすかったです

スペックと感想まとめ

 ここから先は、Ninja ZX-25Rのスペックやサイトの説明文などを参考に、私が体験して感じたことをまとめます。

 「250㏄クラスに待望の並列4気筒のエンジンを積んだスーパースポーツバイク」公式サイトではこんなキャッチコピーが。昔は250㏄クラスのバイクでも、4気筒のバイクが主流だったようです。最近は現行車だと排ガス規制などの問題で、250㏄のバイクといえば単気筒か2気筒のバイクとなっていました。

 そんな中、発売されたのが4気筒の「Ninja ZX-25R」だったのです。マジカッケーです! 久しぶりの250㏄クラスの4気筒バイクということで、昨年の秋に東京モーターショーで発表されたときも大変注目されていました。

 国内仕様のNinja ZX-25Rの最高出力は45馬力とのことです。馬45頭分ですからね。昔の忍者はせいぜい馬1頭しか乗れませんから、そう考えると45倍! すごいでよすねっ!

 そして「クラッチはアシスト&スリッパー機能を搭載」ということなので、バックトルク(※)とクラッチ操作の重さを軽減しているとのことです。

※4ストロークエンジンでは、急激なシフトダウンをしたとき、強いエンジンブレーキが効いて後輪をバタつかせてしまいます。これを防ぐために、強いエンブレがかかると自動的に半クラッチ状態にする装置。

 なるほど! 1日8時間ほど下道を運転をしていましたが腱鞘炎にならなかったり(美環氏いつもは長時間の運転をすると腱鞘炎になっちゃうんです!)、赤信号での停車前に車体が安定していたのはこの機能が付いていたからなんですね!

 ほかには「エンジンコントロールユニット(ECU)は、Z H2のものとプラットフォームを同一とするハイスペックなものを採用」と説明があります。エンジン制御をするコンピューターの中心となる装置が、カワサキさんの最高峰のバイクとなる「Z H2」と同じものが使われているのです。ぶっちゃけコンピューター制御の良し悪しについては、今回のツーリングではスピードを出さずに走ったこともあり、あまり恩恵を感じることはできなかったのですが、Z H2と同じものが使われているというだけで、これはテンションが上がります! ↑↑アゲアゲ~↑↑

 「ボア×ストロークを50.0mm×31.8mmのバイクの中でもかなりショートストローク」とのこと。ショートストロークなので馬力がこんなにあるんですね! ただ、低回転の時にトルクがない感じがしました。エンジンの特性が低回転を犠牲にして高回転が伸びるように設計されているみたいで、6000~8000回転に到達するとようやくやる気を出してくれるといった感じです。

 自分のバイク「CBR250R」(2011年モデル)は単気筒なので、Ninja ZX-25Rは余計初速が遅いと感じてしまったのかもしれません。ただ、これは慣れの部分もありました。今回、下道で1日8時間ほどの運転を3日間続けたのですが、スタート時のアクセルの開け方を少し大胆にするだけで、初速はそんなに気にならなかったです。これは、ほんと慣れです。ですです!

 大型のバイクから乗る方は、シビアなアクセル操作からかなり大胆なアクセル操作になるので、慣れるまでドギマギするのかなぁ~?

今回借りたNinja ZX-25Rの仕様について

 こちらの漆黒のNinja ZX-25Rはインドネシア仕様ということで、国内仕様とは少し違う部分があるみたいです。インドネシア仕様の方が最大出力が高く50psで、日本仕様は45psになっています。そして、もう一つ違いがありますっ! インドネシア仕様のほうがギア比がロングになっているので低速トルクがなく、最高速が出やすくなっているようです。

 インドネシア仕様はよりスポーティーな仕様なんですね。

Ninjaのお値段は82万5000円

 Ninja ZX-25Rのお値段は82万5000円(税込)です。今回お借りした車体はインドネシア仕様ということで詳しい金額は不明なのですが、クイックシフターなどのオプションは付いていなかったので、国内で販売をしているNinja ZX-25Rと同等だと思われます。

 以上、美環のNinja ZX-25Rレポートでした! 後編ではNinja ZX-25Rに乗って雨の中を走ったり、忍者の修行をしてきます♪ お写真もたくさん撮ってきたのでお楽しみに! ドロンっ!

筆者紹介:美環(みかん)

 

 原型師として美少女フィギュアを作る傍ら雑誌のモデルやコスプレイヤーとしても活躍中。
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