HDDの機器縛りを解消する「SeeQVault」に対応
ロジテック、録画したテレビ番組を別の機器でも視聴できる3.5インチ外付けハードディスク
2020年11月12日 16時30分更新
3.5インチ外付けハードディスク「LHD-ENBU3QWシリーズ」
ロジテックINAソリューションズは11月12日、録画したテレビ番組をほかのテレビやレコーダーで視聴できる「SeeQVault」に対応する、3.5インチ外付けハードディスク「LHD-ENBU3QWシリーズ」5モデルを発売した。
2TB／3TB／4TB／6TB／8TBの5モデルをラインアップする。いずれも価格はオープンプライスで、EUの「RoHS 指令（電器・電子機器に対する特定有害物質の使用制限）」（10物質）に準拠する。
SeeQVaultに対応する、同一メーカー間に限る
これまで、HDDに保存した録画番組は、著作権保護技術により録画時に接続していたテレビやレコーダー以外の機器では視聴できなかった。SeeQVaultは、そうしたHDDの「機器縛り（＝機器バインド）」の解消を目的に開発されたコンテンツ保護技術。本製品を使えば、接続機器を変えても録画番組を視聴できる（SeeQVaultに対応する、同一メーカー間に限る）。また、テレビ／レコーダーとはUSBケーブル1本で接続できるため付け替えも簡単とのこと。
4K動画の録画時間は、2TBモデルが約128時間、3TBモデルが約193時間、4TBモデルが約257時間、6TBモデルが約385時間、8TBモデルが約514時間。また、写真などのデータもテレビ番組と同時に保存可能だ。
本体の底面と側面に通気用のスリットを配置
本体は、縦置き・横置きの両方に対応するダブルデッキエアフロー構造を採用した。また、騒音の原因となる空冷ファンを搭載しないファンレス仕様のため、耳障りなノイズも発生しないとのこと。
レコーダーやテレビ、パソコンの起動・終了やスリープモードに対応して、自動的に電源をオン／オフする電源連動機能も搭載。さらに、ハードディスクのアクセス状態を監視して、一定時間アクセスがない場合にHDDのモーターを停止する省電力機能も備える。
インターフェースは、USB 3.2 Gen1、USB 3.1 Gen1、USB 3.0、USB 2.0を装備する。本体サイズ（突起部のぞく）／重さは、およそ幅120×奥行き183×高さ35mm／およそ850g。
