募集期間は11月30日まで
沖縄発の技術スタートアップ支援、OISTが参加者を募集
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、2021年度のスタートアップアクセラレータープログラムへの参加者を募集している。募集期間は11月30日まで。
OISTは2018年に、沖縄のスタートアップの支援、イノベーションエコシステムの形成に向けて、イノベーションスクエア・スタートアップアクセラレータープログラムを開始した。毎年、厳選された世界中の起業家がプログラムへの参加者として選ばれ、沖縄での企業設立に向けて必要な資金、メンタリング、パートナーシップが提供される。
アクセラレータープログラムに採択されたチームは、OIST技術開発イノベーションセンター(TDIC)および世界中のメンターネットワークと協力し、沖縄県庁からの支援のもと製品を市場に投入する。
TDICは、インド発「エコフレンドリーな水保持天然高分子(EFP)」とロシア発「マイクロ波放射測定(MWR)」という、2つのプロジェクトチームを2019年に採択し、現在、沖縄での事業創出に取り組んでいる。
本プログラムに採択された場合、当初はOISTの職員として定期研修プログラムに参加し、沖縄の地にてテクノロジースタートアップを立ち上げるために必要な資金、メンタリング、パートナーシップに関する支援を受けられる。プログラム期間は10~12ヵ月としている。
応募要件は、3〜6の技術成熟度レベル(Technology Readiness Level)に該当する革新的な技術を持つ、国内外の起業家。対象は、製薬/医薬品等の臨床試験を必要とするプロジェクトを除く、すべての技術分野(前臨床試験は対象)。事業費は300~1000万円(人件費、研究資材、委託研究、旅費など)。
応募にはLetter of Intent(LOI;応募意向表明書、英文)の提出が必要となる。締切は11月30日。LOI審査により選ばれた場合はFull Proposal(本申請、英文)を提出し、産業界の外部識者により審査される。本申請審査により選ばれた応募者に対して、ウェブまたは対面でのインタビュー(英語)を実施し、最終審査結果を発表する。
詳細は、本プログラムの公式ページにて確認して欲しい。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
デジタル
スマートドライブとソラコム、モビリティー分野で協業スタートアップ
グラファー、北九州市の電子申請サービスにて「北九州市ネットで手続きガイド」提供開始スタートアップ
施設の換気状態をリアルタイム表示する「プラチナマップ Air」スタートアップ
自動野菜収穫ロボットが農家を救う! 人手不足解消と生産性アップを目指すinahoスタートアップ
副業・兼業から地方創生を目指す 地方企業に特化した人材マッチング「JOINS」スタートアップ
鉄道の10分の1で安く早く作れる、安全な都市交通システム:自走式ロープウェイ「Zippar」スタートアップ
沖縄発の農業スタートアップ、淡路島の渇水対策に取り組む