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miniも登場! iPhone 12、ASCII徹底大特集 第47回

好きな人は好きになるが、クセもあるiPhone 12 miniとPro Max 幅広く勧められるのは無印12か

2020年11月09日 23時00分更新

文● 石川 温 編集● ASCII

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iPhone 12は4機種あり、どれを選ぶかは悩みが生じるはず

無印とPro、3つの画面サイズに分けられるiPhone 12の4モデル
写真にこだわるならPro Maxだが、やはり大きい

 11月13日に発売されるiPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxを1週間弱試用している。10月に発売されたiPhone 12とiPhone 12 Proを合わせて、計4台のiPhone 12シリーズを持ち歩いて、それぞれで仕事をして、あれこれ撮影して比べてみた。

 もし、「人に勧めるとしたら、どのiPhone 12にする?」と聞かれたら「無印のiPhone 12」と答えることだろう。

 iPhone 12の4モデルは2つのシリーズと3つの画面サイズに分類することができる。

サイズ的にはiPhone 12とiPhone 12 Proは同じ。iPhone 12 Pro Maxはさらに一回り大きいので、実機で試してから判断したい

 まずは一般向けのiPhone 12とiPhone 12 mini。プロというか写真にこだわりたい人向けのiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxだ。

 さらに画面サイズにおいては、最も小さいのが5.4インチのiPhone 12 mini。iPhone史上、最大サイズとなるのが6.7インチのiPhone 12 Pro Maxで、程よいサイズ感となっているのが6.1インチのiPhone 12/iPhone 12 Proとなる。

 iPhone 12 Pro Maxはとにかくデカい。iPhone 12シリーズから本体側面が角ばったデザインとなったので、握るとさらに大きい感じがするのだ。確かに大画面なので画像や映像、ウェブは見やすいのは間違いないのだが、万人にオススメできるサイズではない。ウェブ上の画像では伝わっていないと思われるので、購入を検討している人は一度、店頭で確かめた方が無難だ。

 iPhone 12 Pro Maxは広角のカメラセンサーが他の機種よりも大きくなっており、カメラ好きには気になる存在だ。暗い場所などの映像などをじっくりとiPhone 12 Proなどと比較すると、確かに影がくっきり映し出されるなどの違いは見受けられる。ただ、iPhone 12シリーズ自体のAIによる処理能力が高く、なかなか、センサーサイズを生かせるシーンにお目にかかれない。

iPhone 12 Pro Max(左)とiPhone 12 Pro(右)で比較

 本当に映像のプロとしてiPhone 12シリーズを検討しているのであれば、iPhone 12 Pro Maxが選択肢になるだろうが、一般的な人であれば、iPhone 12もしくはiPhone 12 miniで十分だ。

こちらは超広角でのiPhone 12 Pro Max(左)とiPhone 12 Pro(右)での比較

こちらはデジタルズームでのiPhone 12 Pro Max(左)とiPhone 12 Pro(右)での比較。iPhone 12 Pro Maxの望遠カメラは光学2.5倍、デジタルで最大12倍と、iPhone 12 Proの光学2倍、デジタル最大10倍と仕様的に差が付けられている

そのコンパクトさで手に取る機会がさらに増えるiPhone 12

 今回、コンパクトなiPhone 12 miniが気になっている人も多いだろう。実際にiPhone 12 miniを使ってみると、とにかく小さくて、なんだか懐かしい感じさせしてくるサイズ感だ。

 5.4インチではあるが、4.7インチのiPhone SE(第二世代)よりも本体サイズは小さい。6.5インチのiPhone 11 Pro Maxを使い続け、iPhone 12 miniに切り替えてみたが、「小さくなって使いづらい」ということは感じず、意外となんとかなってしまった。

 とにかく、片手での操作がしやすく、ワイシャツの胸ポケットにさっとしまえるので「小さな相棒」として、今まで以上に触りたくなってしまうのだ。

 そのせいもあってか、バッテリーの減りが少々早いような気がしてならない。iPhone 12 miniとiPhone 12で、3時間以上、YouTube動画を再生し続けたが、バッテリーの残量では2%程度しか違いが出なかった。やはりiPhone 12 miniは今まで以上に、本体を手にしている時間が長くなりがちで、ついつい調べ物やSNSを見たくなってしまいがち。購入を検討しているのであれば、自宅だけでなく、日中も充電できる環境を用意しておくのが無難だ。

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