キヤノンは10月14日、エントリークラスのミラーレスデジカメ「EOS Kiss M2」を発表。11月下旬に発売する。
小型・軽量なミラーレスカメラとして好評の「EOS Kiss M」の後継モデルにあたり、各画素が撮像と位相差AFの両方の機能を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」の搭載により高速・高精度なAFを実現。AF追従で最高およそ7.4コマ/秒、AF固定ならば最高およそ10コマ/秒の高速連写性能や、動く被写体の瞳を検出してピントを合わせるサーボAF/動画サーボAF対応の「瞳検出」などの撮影機能を搭載。
有効画素数およそ2410万画素のCMOSセンサー(APS-Cサイズ)と映像エンジンDIGIC 8の組み合わせにより、高画質な静止画や動画の撮影を手軽に楽しめるほか、4Kの高精細な動画撮影も可能。
タッチ操作可能なバリアングル液晶ディスプレー、有機ELのEVFを搭載。同社としては初搭載となる「タップで被写体選択」機能は、EVF内に表示されている顔/瞳を対象としたAFフレームの位置を液晶モニターをタップして切り替えることが可能。
ボディー単体は8万4700円前後の見込み、レンズキット、ダブルズームキットなどが用意される。
また、スポーツ観戦やバードウォッチング、旅行、子どものスポーツ応援といったさまざまな場面で「観る」ことを楽しみながら、好きな瞬間を「撮る」ことを可能にする新コンセプトの望遠鏡型デジカメ「PowerShot ZOOM」も発表。11月中旬に発売する。
光学4倍ズームを備え、焦点距離100~400mm(デジタルズーム800mm)の望遠撮影が可能ながら片手に収まるコンパクトなサイズ。有効画素数およそ1210万画素の1/3型CMOSセンサーを搭載。EVFや光学手ブレ補正機能を備える。価格は3万5750円前後の見込み。