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【DMM GAMESプレイ日記】 第15回

キノコ帝国は銀河系の覇者になれるのか……

SFリアルタイムストラテジー「STELLARIS」、弱小菌類ロールプレイで銀河の支配を目指してみる

2020年09月25日 11時00分更新

文● 松野将太 編集● ASCII

提供: DMM GAMES

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 未来の宇宙空間における複数文明の勢力争いを舞台にしたリアルタイムストラテジーゲーム「STELLARIS」。調査船を派遣しての星系調査、資源の管理や採掘、居住可能な惑星への植民、戦争に向けての軍備増強、外交などを繰り返し、広大な銀河系をまたぐ超巨大帝国を建国していく本作は、プレイのたびに異なるドラマが紡がれていくのが何よりの醍醐味だ。

 ゲームのおおまかな概要についてはすでに別記事で紹介しているが、今回は実際のゲームがどのような展開になるか、テストプレイの内容をもとに解説していきたい。選択によって様々な展開が訪れる作品ではあるが、購入やプレイの参考になれば幸いだ。

オリジナル種族作成機能で
脆弱なキノコ族を作る

オリジナル帝国作成は、特性などの組み合わせ方次第でロールプレイのようにも楽しめる。外見も豊富なので異星人プレイもやり放題だ

 本作の場合、1回のゲームプレイが完了するまでに10時間以上を要することも珍しくない。1ゲームの傾向をある程度決定するのが、プレイヤーの領地となる帝国の選択、それから銀河系とルールの設定だ。ゲーム開始前に行なうこれらの調整次第で、攻略を簡単にも難しくもできるものの、今回は銀河系およびゲームルールの設定をデフォルトのまま固定。プレイヤーのオリジナル帝国をややニッチな感じで作成することで、軽い“縛りプレイ”を試してみることとした。

 オリジナル帝国の作成は、種族の外見や名前、母星のような基本情報はもちろん、その種族の備える特性、統治形態に至るまでを細かく設定できるため、ここにこだわるだけでもゲームにメリハリが生まれ、没入感の高いプレイが可能になる。

特性にはあえて欠点ばかりをピックアップ。脆弱菌類で銀河ナンバーワンを目指す

 筆者はすでに何度かゲームをプレイしていたこともあって、今回作成したのは「あえて欠点ばかりを特性に持たせ、平和主義志向を信奉するキノコの帝国」。発見した惑星への植民時にマイナスのボーナスがかかる「非順応」や、POP(繁殖)効率が下がる「不振な繁殖力」、リーダーの成長速度が遅くなる「落ちこぼれ」、地上軍と生産速度が軒並み弱くなる「脆弱」などマイナスの特性ばかりを採用し、プラスの特性は1つも採用していない。

 本来であればマイナス特性を付与するほどプラスの特性を付与できるポイントが増えるのだが、そのメリットをまったく活かさないことで、明らかに競争に向かない種族を生み出すことも可能になる(もちろん、そのぶん攻略難度は上がる)。本当はもっとマイナス特性をつけたかったのだが、5個までしか受け付けられなかったためこの構成に収まった。

平和主義で自発的な戦争を封印。こうなると中盤以降に領地を増やすのがなかなか難しくなる

 加えて、帝国の志向には「狂信的な平和主義」を選択し、敵国への宣戦布告ができない状態に。このゲーム、普通に攻略する場合は自発的に戦争ができないことがそれなりに大きな課題となるため、この時点で、特に中盤から終盤にかけての領土拡大が難しくなることは自明だ。

 このように調整した結果、見た目はマスコットキャラっぽくてかわいい(?)が、取柄がほとんどない菌類の帝国「Kinoko」が誕生。ということで、実際にこの状態でゲームを開始し、広大な銀河の覇権を狙うことを目指してみた。

誕生したKinoko帝国。都市の外観も菌類にあったものに設定できるのは芸コマである

ゲーム開始前の設定は変更せずデフォルトのままとした

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