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JAWS-UGのコミュニティイベント、オンラインでも大盛り上がり

24時間開催の「JAWS SONIC 2020&MIDNIGHT JAWS 2020」を楽しむ(オオタニ編)

2020年09月14日 13時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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地方支部のAWS活用を聞き、FinJAWSのやらかし話は聞き流す

 資料を作りつつ、家族でご飯を食べ、お風呂に入って21時前に復帰。始まってから、まだ4時間しか経ってないのか(笑)。

 21時からはJAWS-UG 新潟支部 笠原宏さんによる「AWSの研修環境構築のためのAWS CDKとAmplify Console」で、3時間のハンズオンを実施するためにAWS CDKで環境を作った話が披露された。サービス制限を解除するために上限申請した話、CDKの設定や使用感など実用的な話が満載だった。また、静的なWebサイトのホスティングを実現する「AWS Amplify Console」を使って、自宅からの自己学習で復習できようにした。それにしても、JAWS-UGも昔は日本海側の活動が弱いイメージあったけど、最近は新潟も盛んになっているようで感慨深い。

 21時20分からは「ラジオ局員による音声サービスへの熱い想い&more」というタイトルでJAWS-UGの山口誠二さんがAlexaとPollyの開発について語った。まず音声メディアの特徴として、テレビと異なり一人で聴いていることが多いので、「一人に向かって話す」ように作るのがポイントだとアピール。また、漢字とひらがな・カタカナをペアにしないと使いにくい日本語の特徴を汲み、音声をリアルタイムにひらがなで返してくれるAmazon Transcibeの日本語バージョンを渇望していると語った。最後、タイトルの「&more」として「Sumerian」で作られたCGのAIアナウンサーが流ちょうな日本語と英語でしゃべるデモは、とにかくすごかった。

Sumerianで作られたAIアナウンサーすごい

 続いてのFin-JAWSの「Gold Rush!」では金融系に関わる7人が一気に登壇し、背筋が凍るような怖い話を披露した。あまりにも危ない話だったので記事化は断念するが、やらかし話って、なぜ聴衆としてはこんなに胸躍るのだろうか(笑)。

いろいろ危なすぎたFin JAWS。Gold Rush!だった?

Lambdaを使った連携話、そしてオオタニの登壇するNW-JAWSへ

 22時からはkintoneやソラコムのユーザーグループにも所属するJAWS-UG高知の片岡幸人さんが、「せっかちな私のAWS Lambda活用パターン」というタイトルでLambda活用を披露した。

 複数のサービスとの連携は今までのEC2ベースだったときに比べ、kintone+Lambdaを組み合わせることで、圧倒的に工数が削減できるという。たとえば、kintoneとLambda&CloudWatch Eventを組み合わせることでバッチ処理を行なったり、Amazon Rekognitionで写真から顔検出して、kintoneに登録するまでを自動化したという。その他、SORACOMやLINEとの連携、複合的なサービスの利用事例、そして四国4会場を結んだ「四国クラウドお遍路 2020」も11月7日にオンライン開催されるという。

せっかちな私のAWS Lambda活用パターン

 盛り上がっている最中だが、NW-JAWSの登壇のために、22時20分にはオオタニもAmazon Chimeの楽屋に移動する。ここで運営メンバーから丁寧に登壇に関する詳細な説明を受け、映像・音声オフの状態で登壇用のZoomで待機することに。なるほど舞台裏はこうなっているのね。私たちの直前セッションであるJAWS-UG福岡は、6人の野郎どもがお酒を片手に、初のオンライン勉強会のサブタイトルを決めるという大喜利を披露していた。タイトルが決まり次第、募集ページが公開され、さっそく参加者が登録しているというのもライブっぽくって面白かった。

里見さん、大橋さんとオオタニ。登壇前のAmazon Chimeの控え室にて

 23時からは、オオタニがモデレーターを務めるNW-JAWSのセッションに登壇。2017年にボツとなったアスキーの記事を再現するという内容で、NTT東日本とクラスメソッドで作った新会社ネクストモードの社長となった里見 宗律さんと、KDDIでパブリッククラウドの社内浸透を図った大橋衛さんとの対談になった。詳細は聴衆側のシゲモリが記事化してくれたが、もとが90分近い取材だったので、さすがに20分におさまらなかった。別の機会に、記事か、イベントかで、フルバージョンをお届けしたい。

 自ら登壇したセッションが終わり、気がつけばもう深夜で、2日目に突入。鹿児島支部の新沼さんと上釜さんが働き方とクラウドについてまったり語り、吉江さんがX-Tech JAWSの前説フルバージョンを披露しつつ、結婚発表時もダウンしなかった水樹奈々のサイトをぜひ取材したいという話を聞いていたら、オオタニは眠気に勝てなくなった。吉江さんや沼口さんに心の中でお詫びし、重森に後を託しつつ、夢の中へ入っていく。

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