ロジクールは、テレワークのTipsとして、健康的なワークスタイル「ヘルシーコンピューティング」について紹介。4種類のデバイスについて、使用時の疲労度を測定し、比較したデータを公開した。
・中価格帯で快適な形状「標準マウス」M705m 4730円
・低価格・持ち運びやすい「ミニマウス」M187 1430円
・握手するような持ち方「縦型マウス」MX Vertical 1万1110円
・マウスなしで作業「トラックパッド」
医学博士/理学療法士の岡崎倫江氏が、デバイス使用による疲労度を測定。検証方法は、画面上に作成した星形の図形の頂点を1~5の順に1秒間に1回クリックする作業を5分間実施。その後、手首の曲げ伸ばしに関わる尺側手根伸筋(肘の外側から手の小指側にかけての筋肉)について、課題開始から30秒間と、課題終了前30秒間の筋活動量(疲労度)を測定した。
その結果、開始後30秒はデバイスや作業への慣れが影響したが、終了前30秒はデバイス使用による疲労が反映された。縦型マウスと標準マウスの終了前30秒の筋活動量はトラックパッドやミニマウスよりも低くなっており、マウスが身体の負担を軽減する姿勢をとるように助けたと考えられるという。
最も数値の低い縦型マウスは、開始後30秒と終了前30秒の筋活動量の変化が少ないので、作業の開始から終了まで正しい姿勢を維持できた結果、疲労度が少なかったと言えるとしている。
縦型マウス MX Verticalは高度なエルゴノミクスを適用しており、57度の傾斜角により、握手をする時の自然な手の形で操作できるので、筋緊張と手首への圧力が軽減され、姿勢改善に役立つという。標準マウス M705mは、長時間使っても疲れにくいよう、手と指を自然に休ませるような形状をしており、ボタン操作もしやすいとしている。
同社は、マウスを選ぶ際は、使用する時の快適性やエルゴノミクスデザインの物も検討してみて欲しいとしている。