在宅勤務をしながら会社の電話を取ることも可能に
大阪のデータセンターの新設には、もうひとつの狙いがある。
それは、2020年末までに日本での導入を目指しているクラウド通話システムのZoom Phoneへの対応だ。「音声通話サービスは、会議室同士を結ぶビデオ会議や、PCやタブレット、スマホで会議を行うウェブ会議よりも、音声品質が重視される。近くにデータセンターがあったほうが、品質が高まる」と語る。
実は、ここにZoomの日本における新たな一手が見てとれる。
クラウド通話システムを利用することで、在宅勤務をしながら、会社の電話を取ることができるといったニーズに対応することができるため、Zoomにとって、ビジネスチャンスが広がる領域だからだ。
ZVC Japanの佐賀カントリーゼネラルマネージャーは、「Zoomは、ウェブ会議だけでなく、クラウド上から電話機やビデオ会議を使うこともでき、ビジネスコミュニケーションの様々なサービスを提供できる点が特徴である」とする。
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