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【実機レビュー】アップル新iMac 27インチはインテル時代最後の記念碑的なモデルだ!

2020年08月29日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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テンキー付きMagic Keyboardと標準のMagic Mouse 2

扱いやすい無線接続のキーボード/マウス

 Nano-textureガラスに比べれば、特筆すべきものとは言えないが、すべての標準構成モデルで等しく選択可能なオプションとしては、ほかにキーボード、マウス、あるいはトラックパッドがある。

 まずキーボードの言語は標準の日本語以外に英語(US/英国)、中国語、繁体字中国語、韓国語、スペイン語から選べる。言語の選択には、追加料金はかからない。そしてそれぞれの言語すべてについて、テンキー付きのバージョンが選べる。標準のMagic Keyboardからテンキー付きMagic Keyboardへの変更は、+3000円となっている。

テンキー付きMagic Keyboardと標準のMagic Mouse 2、Magic Trackpad 2

 一方、マウスについては、標準ではMagic Mouse 2が付属する。これをMagic Trackpad 2に変更するには+5000円、Magic Mouse 2をキープしたままMagic Trackpad 2を追加するには+1万2800円となる。

充電中でもバッテリー残量は常にmacOS側で確認できる

 いずれのキーボード、マウス、トラックパッドも、Bluetooth経由で接続する無線タイプだ。充電式のバッテリーを内蔵し、いったん充電すればしばらくはバッテリーのことを忘れていられるほど長く使える。

 アップルでは、Magic KeyboardやMagic Trackpad 2の場合「一回の充電で約1ヵ月、あるいはそれ以上駆動します」としている。テンキー付きでは「一回の充電でキーボードを約1ヵ月以上駆動させることができます」と、微妙に表現が違う。バッテリー持続時間はユーザーの使い方によって大き左右されると思われるが、少なくとも1ヵ月程度は保つと考えていいだろう。Magic Mouse 2についてはバッテリー持続時間の記載がない。今回残念ながら、そこまでは実際にテストできていないが、キーボードやトラックパッドと同程度は保つと考えていいだろう。

 充電にはiMacに付属のUSB-Lightningケーブルを使う。キーボードやマウス側には充電状態を表示するLEDなどがないので、最初はちょっと不安な印象を受ける。とはいえ、バッテリー残量は充電中でも、常にmacOS側で確認できるので、特に不便はない。

 キーボードにもマウスにも、小さな電源スイッチは付いているが、バッテリーの消費を気にして、Macを使い終わるたびに毎回いちいちスイッチを切る必要はない。特に長期間使わないことが明らかな場合や、輸送するような場合を除いて、常に入れっぱなしでまったく問題ないだろう。

 このMagic Keyboardは、言うまでもなくフルサイズで、キーのピッチは標準的な19mmだ。MacBookシリーズに搭載された内蔵タイプのMagic Keybaordとタイピングの感覚は似ているが、MacBookシリーズでは約1mmのストロークに対して、独立したMagic Keyboardのストロークは約1.5mmほどあり、さらにタイプしやすくなっている。やや乱暴に叩くように高速にタイプしても、耳障りなノイズは発生せず、静粛性は高い。

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