三菱UFJ銀行とウェルスナビは8月21日、新たな資産運用の選択肢の提供を目指し、業務提携契約を締結したと発表。
少子高齢化や年金・退職金不安などのさまざまな社会的要因を背景に、働く世代の間で長期的な資産形成ニーズが高まりつつあるという。今回、幅広い顧客基盤を有する三菱UFJ銀行と、ロボアドバイザー「WealthNavi」を提供するウェルスナビが提携することで、働く世代に新たな資産形成の選択肢を提供するとしている。
両社は今秋、三菱UFJ銀行の利用者向けにロボアドバイザー「WealthNavi for 三菱UFJ銀行(仮称)」の提供を開始する予定とのこと。WealthNavi for 三菱UFJ銀行(仮称)は、専門的な知識や手間なしに「長期・積立・分散」の資産運用を自動で実現するという。
ウェルスナビが提供するWealthNaviは、20~50代を中心に利用されているロボアドバイザー。6~7つのETF(上場投資信託)を通じて、世界約50ヵ国1万1000銘柄に分散投資し、資産配分の決定から発注、積立、リバランス、税金最適化までを自動で実施する。
スマホやパソコンから5つの質問に答えるだけで、ひとりひとりに合った運用プランを提案し、資産状況をいつでも確認できるため、すきま時間で将来に向けた資産運用が可能だとうたう。
手数料は預かり資産の1%のみ(現金部分を除く、年率、消費税別)。資産運用アルゴリズムはホワイトペーパーで公開しているため、ウェブ上で誰でも閲覧できる。