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Apple Watch「watchOS 7」パブリックベータを試した! 文字盤交換が楽しい!

2020年08月15日 10時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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メッセージやメールを使ってカスタム作成したApple Watchの文字盤を友だちに送れる

文字盤のカスタマイゼーション&シェアが楽しい

 文字盤のカスタマイゼーション機能はwatchOS 6でも十分に充実しているが、watchOS 7からはカスタマイズした文字盤のデータを同じApple Watchのユーザーに共有できる機能も加わる。

 共有操作の方法はとてもシンプルで、Apple Watchから、またはiPhoneのWatchアプリからデータを送信する。Apple Watchから送る場合は「メッセージ」アプリの一択になるが、iPhoneからであればAirDrop、メール、そのほかいくつかのアプリも使える。送信される文字盤ファイルの形式は「.watchface」となっている。おそらくこのファイルをWebサイトやSNSからダウンロードして使えるようになるのだろう。

受け取った文字盤をApple Watchに入れてから微調整もできる

 watchOSに新しく追加された文字盤「クロノグラフプロ」を“健康系”のコンプリケーションで埋め尽くしてから友人宛に送ってみた。友人の側で文字盤の色をバンドの色に合うように変えたり、コンプリケーションの再編集もできるようだ。プライベートな「写真」ベースの文字盤も送り合えるのが楽しい。

写真をベースにしたカスタム文字盤も送りあえる

 写真の文字盤にはカラーフィルターが当てられるようになった。何気なく撮影した日常生活のひとコマが、アーティスティックな文字盤に早変わりする。

写真の文字盤にカラーフィルターを当てられるようになり、雰囲気のあるオリジナルの文字盤が作成できる

 以前にクロノグラフプロには8つのコンプリケーションがセットできると書いたが、試してみて4つであることがわかったので訂正させていただきたい。watchOS 7からアップル純正のコンプリケーションとしてカメラリモートや睡眠が追加されているが、「ショートカット」アプリのコンプリケーションは実用性も高そうだ。iOSで「マイショートカット」に集めたものがApple Watchからすぐに呼び出せる。「歯磨きタイマー」やスマートリモコンのNature Remoを経由して、テレビなど家電の電源をオンにするショートカットが便利だった。

 文字盤をシェアできる機能は、使ってみると想像していた以上に楽しい。アクティビティ系のコンプリケーションで固めた文字盤を、スポーツチームで共有して練習や試合の際に身に着ければ結束が一段と強くなりそうだ。ちなみに文字盤はApple Watchの画面左右スワイプで簡単に切り換えられるので、試合が終わったら恋人とのデートモードに用意したスタイリッシュな文字盤に変更して“着こなし”も気軽に楽しめる。

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