第10世代インテルCoreとNVIDIA Quadroを搭載
MSI、デスクトップPCに匹敵する処理性能をうたうモバイルワークステーション
エムエスアイコンピュータージャパンは8月6日、デスクトップパソコンに匹敵する処理性能を備えるとうたうモバイルワークステーション「WS66」「WF75」を発売すると発表した。8月21日から販売を開始する。
いずれも、第10世代インテルCoreプロセッサーとNVIDIA Quadroを搭載する。処理性能はデスクトップパソコン型に匹敵し、3Dグラフィックスを用いた設計・デザイン・シミュレーションなど幅広い作業が実行可能だという。
本体は、持ち運びを容易にするため薄型・軽量デザインを採用。テレワークの普及により需要が高まっているウェブカメラやマイク機能、Wi-Fi 6内蔵にくわえ、ビジネス向けのセキュリティー機能を提供するTPM 2.0や顔認証・指紋認証機能を備えたモデルもラインアップする。
WS66は、CPUに8コア/16スレッドで動作するCore i9-10980HK、グラフィックスにQuadro RTX 5000 Max-Qデザインを搭載する。ディスプレーは15.6型で、Adobe RGB相当の広色域4Kパネルを搭載する。解像度は3840×2160ドット。
主なスペックは、メモリーが64GB、ストレージが1TB SSD(M.2/NVMe)、チップセットがHM470、OSがWindows 10 Pro 64bit。インターフェースは、USB Type-C×2(うち1基はThunderbolt 3、USB Power Delivery対応)、USB Type-A(USB 3.2 Gen2)×1、HDMI×1、ヘッドホン出力/マイク入力コンポジャック×1、SDカードリーダーを装備する。
そのほか、顔認証赤外線カメラや指紋認証リーダーも搭載する。本体サイズ/重さは、およそ幅358.3×奥行き248×高さ19.8mm/およそ2.1kg。価格は63万円前後。
詳細なスペックは以下のとおり。
WF75は、グラフィックスやメモリー容量などが異なる2モデルを用意する。いずれもディスプレーは17.3型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)。狭額縁デザインを採用することで、サイズがおよそ幅397×奥行き260×高さ23.1mm、重さがおよそ2.2kgという小型・薄型化を実現した。
共通スペックは、CPUがCore i7-10750H、チップセットがHM470、OSがWindows 10 Pro 64bit。インターフェースはUSB Type-C×1、USB Type-A×3、HDMI×1、ヘッドホン出力×1、マイク入力×1を装備する。ウェブカメラやWi-Fi 6も標準搭載し、テレワーク向けのハイスペックノートPCとしても活用できるとのこと。
上位モデルはグラフィックスにQuadro RTX 3000搭載し、VRコンテンツ制作が可能になる高いグラフィックス処理性能を備えるという。そのほか、メモリーが32GB、ストレージが512GB SSD(M.2/NVMe)+1TB HDD。価格は31万円前後。
下位モデルは、グラフィックスにQuadro T2000を搭載。メモリーは16GB、ストレージは512GB SSD(M.2/NVMe)で、コストパフォーマンスを重視した構成となっているとのこと。価格は24万円前後。
詳細なスペックは以下のとおり。