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MacのCPU変更がついに発表! 「WWDC 2020」特集 第20回

言葉では表現しにくい操作性の向上も

macOSに近付いていく? 「iPadOS 14」パブリックベータ・インプレッション

2020年07月24日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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iPadOS 14のスクリブルは素晴らしいが、言語が……

 iPadとApple Pencilを組み合わせて使う「スクリブル」による手書き入力の文字認識は、実際に使ってみると、なかなか認識精度が高いと感じられる。仮に誤って認識しても、Siriが正解を提案してくれるので、実際に文字を入力する段階では、たいてい正しく入力できることになる。しかも、このスクリブルは、特定のアプリだけではなく、テキストを入力可能な場所ではどこでも使えるのがいい。

 試しに、SafariのURL入力(検索)欄に「ASCII.JP」と書いてみた。

 この例では、ちょっとピリオドの位置と形が悪かったので、認識は「ASCII-JP」となってしまった。しかし、Siriが「ASCII.jp」を提案してくれたので、何の問題もなく、ASCII.jpのサイトを開くことができた。

 ただし今のところ、このスクリブルには困ったことがある。英語と中国語にしか対応していないのだ。日本語を書いても認識できない。中国語の漢字が認識できるのなら、日本語も大丈夫だろうと思われるのだが、おそらく技術的な問題ではなくやる気の問題だと思われる。

 それでも漢字入力だけでよいのなら中国語入力を有効にしておけば、漢字だけでできている単語には使える。標準状態では英語のみが有効になっているが、「設定」の「一般」のキーボードで中国語のキーボードを追加すれば、中国語の認識が可能となる。

 とはいえ、日本語でも漢字だけですむようなものはそれほど多くなく、どうしてもひらがなやカタカナを混ぜたくなってしまう場面も多い。ただし、日本語の地名に関しては漢字だけのものも多い。つまりマップの検索欄なら、漢字だけでもでもかなり実用になるはずだ。試しに「新宿」と入力してみた。

 やはり問題なく「新宿」に関連する地名やスポットの名前が検索できた。

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