NTTドコモは7月6日、ドローンプラットフォーム「docomo sky」において鉄塔のサビの自動検知などの新機能を発表するとともに、機能拡張に合わせた新料金プランを発表した。
docomo skyはドローンを活用してビジネスを展開する企業向けにドローン運用をトータルにサポートするサービス。ドローンとプラットフォームをモバイルネットワークで常時接続することで複数台の自動飛行、目視外での遠隔操作、機体情報やフライトの管理、撮影画像データなどを取得。管理・分析までの一連の運用についてウェブ上での管理が可能。法人・自治体を対象としている。
新たに提供する機能は、高層建造物などの静止画を高度や方角ごとに整列させて表示する「バーティカルビューワー」、撮影動画を管理・確認することが可能な「動画ビューワー」、ドローンの操縦者がタブレット端末からの簡易な操作でドローンをコントロールできる「鉄塔点検アプリ(高層建造物点検用)」、撮影映像を多拠点へ同時中継できる「ライブ配信アプリ」の4つ。さらに鉄塔の保守作業向けのオプション機能として、ドローンで撮影した鉄塔の画像からAIを活用して自動でサビを検知する「AIサビ検知」も新たに提供。
今回の5つの機能拡充により、鉄塔を含む高層建造物点検や橋梁点検における業務の効率化や点検品質の平準化、災害対策における遠隔地からの安全かつ迅速な被災状況の確認など、幅広い分野においてドローンを活用可能となるとしている。
また、新機能提供開始にあわせて料金プランを見直し、これまで1種類のみ提供していた基本プランをさまざまなニーズに合わせた3プランへ拡充。基本プランでは、docomo skyの基本機能を月額8800円から利用できる「ライト」、基本機能に加えてバーティカルビューワーやライブ配信アプリを月額6万500円で利用できる「スタンダード」、ドローンの機体数や利用頻度の多いユーザー向けに月額36万3000円の「エンタープライズ」の3プランを用意。